中国語の習得熱が自分の中で再燃していること。約45000円の電子辞書を買った上、車検が近いので、懐が寂しい。もう今年は数冊しか本は買えないと思うので(そろそろ絵も描きたい)、早めに発表しておく。
2013年『工場』小山田浩子/新潮社
2014年『疒の歌』西村賢太/新潮社 ※やまいだれのうた
2015年『みんな彗星を見ていた~私的キリシタン探訪記 』星野博美/文藝春秋社
2016年『日本文学全集第30巻~日本語のために』池澤夏樹/河出書房新社
2017年『ゼロからわかる「世界の読み方」~プーチン・トランプ・金正恩』佐藤優/新潮社
2014年『疒の歌』西村賢太/新潮社 ※やまいだれのうた
2015年『みんな彗星を見ていた~私的キリシタン探訪記 』星野博美/文藝春秋社
2016年『日本文学全集第30巻~日本語のために』池澤夏樹/河出書房新社
2017年『ゼロからわかる「世界の読み方」~プーチン・トランプ・金正恩』佐藤優/新潮社
2018年大貫賞 『十五の夏(上・下)』佐藤優/幻冬舎
「先生、○○書店の人たちが主宰する集会に行ったら、大韓航空機爆破事件は北じゃなく、実は南側の自作自演だって言っていましたが本当でしょうか?」とゼミのY先生に思い切って訊いてみた。おおむね30年前のことである。思い切って、というのは専門の中国の話ではないから気が引けたからだ(もしかしたら卒業した後、たまたま先生に会った時だったからかも知れない)。意外にも即答で、「そりゃ違うな。北朝鮮の支配層が狂っているんだよ。」と返ってきた。
中国学科は伝統的に変わり者が多く(もちろん小者もそのひとり)、成田紛争にわざわざ出かけたりする者、共産党支持者も熱烈な自民党支持者もいた。筆者の佐藤ほどではないにせよ異文化に触れ、その軋轢は結局自分自身に帰ってきて色々悩んだ。同じ学科で気の合う同性の友だちは出来なかった(なぜか異性の友達には恵まれた、いや、私がそう勘違いしているだけかも)。贅沢な時間は過ごしたが、バラ色の学生時代では決してなかったのである。…と本書を読みながら自分自身のことを考えた。過去の自分と今の自分を切り離すことは出来ないと思い知らされた。今考えてみれば十代後半から二十代に大いに悩むということはとても重要で、何でもかんでも迷いなく決められる若者なんて気持ちが悪い。かなり人生廻り道をしたが、それだけに結構今毎日が充実している(と勝手に自惚れている)。
二年続けて佐藤優氏、ということになるが、小者が手にした中で、今年最高の書籍に贈る大貫卓朗賞(鈍兵では失礼なので元のハンドルネームを使います)は、下記石井氏の小説とどちらにしようか迷った末に決定した。実際は8月末頃決めていたが、朝井まかて『雲上雲下』徳間書店/中央公論文芸賞と前野ウルド浩太郎『バッタを倒しにアフリカへ』光文社/毎日出版文化賞が気になっていたので、この2冊を読んでから再考しよう、と。幸い図書館で借りることができた。『雲上雲下』はいわゆる昔話を強引に貼り合わせただけの感じしかしない。庄内、備後、九州のことばなどが混ざっており違和感がある。朝井は関西人なのだから、いっそ会話は関西弁で統一してもよかったのではないかと思う。『バッタを…』は定評どおり面白かった。比喩が巧みで楽しい余談も満載だった。年が明けたらKindleにDLしようと思う。
「先生、○○書店の人たちが主宰する集会に行ったら、大韓航空機爆破事件は北じゃなく、実は南側の自作自演だって言っていましたが本当でしょうか?」とゼミのY先生に思い切って訊いてみた。おおむね30年前のことである。思い切って、というのは専門の中国の話ではないから気が引けたからだ(もしかしたら卒業した後、たまたま先生に会った時だったからかも知れない)。意外にも即答で、「そりゃ違うな。北朝鮮の支配層が狂っているんだよ。」と返ってきた。
中国学科は伝統的に変わり者が多く(もちろん小者もそのひとり)、成田紛争にわざわざ出かけたりする者、共産党支持者も熱烈な自民党支持者もいた。筆者の佐藤ほどではないにせよ異文化に触れ、その軋轢は結局自分自身に帰ってきて色々悩んだ。同じ学科で気の合う同性の友だちは出来なかった(なぜか異性の友達には恵まれた、いや、私がそう勘違いしているだけかも)。贅沢な時間は過ごしたが、バラ色の学生時代では決してなかったのである。…と本書を読みながら自分自身のことを考えた。過去の自分と今の自分を切り離すことは出来ないと思い知らされた。今考えてみれば十代後半から二十代に大いに悩むということはとても重要で、何でもかんでも迷いなく決められる若者なんて気持ちが悪い。かなり人生廻り道をしたが、それだけに結構今毎日が充実している(と勝手に自惚れている)。
二年続けて佐藤優氏、ということになるが、小者が手にした中で、今年最高の書籍に贈る大貫卓朗賞(鈍兵では失礼なので元のハンドルネームを使います)は、下記石井氏の小説とどちらにしようか迷った末に決定した。実際は8月末頃決めていたが、朝井まかて『雲上雲下』徳間書店/中央公論文芸賞と前野ウルド浩太郎『バッタを倒しにアフリカへ』光文社/毎日出版文化賞が気になっていたので、この2冊を読んでから再考しよう、と。幸い図書館で借りることができた。『雲上雲下』はいわゆる昔話を強引に貼り合わせただけの感じしかしない。庄内、備後、九州のことばなどが混ざっており違和感がある。朝井は関西人なのだから、いっそ会話は関西弁で統一してもよかったのではないかと思う。『バッタを…』は定評どおり面白かった。比喩が巧みで楽しい余談も満載だった。年が明けたらKindleにDLしようと思う。
