読み手にじかに触れ、内にとどまる小説というのは、奇抜なものでも斬新なものでもないと思っています。このことをどうしても書きたい。自分が書かねばならない、今書かないわけにはいかぬ、という思いから立ちあらわれる小説こそが、読み手に触れる力を持つ、かつあたらしい小説だと私は思います。そんな強くてあたらしい小説をぜひ読ませてください。
※文學界新人賞原稿募集にあたっての選考委員としてのメッセージ。
※文學界新人賞原稿募集にあたっての選考委員としてのメッセージ。
原稿用紙半分にも満たない短文だが、さすがは角田光代。
「鑑賞者にじかに触れ、内にとどまる絵というのは、奇抜なものでも…どうしても描きたい、…あたらしい絵をぜひ見せてください。」と絵画に置き換えてもいいのである。
