『ライオンズ、1958。』著者の平岡陽明は、『松田さんの181日』でオール讀物新人賞を獲ったが、私が同誌を定期購読していた時である。 良い作家が現れた、と思った。 ハルキ文庫の新刊『ライオンズ、1958。』は傑作だ。 新聞社、ヤクザ、プロ野球、孤児院、戦争…と舞台も題材も盛りだくさんだが、破綻を来していない。やはり大したものだと思う。