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脱!良妻賢母の専門家 丹羽 志津子です。
夫との間で何か
嫌なことがあったとき
イラッとしたとき。
あなたは、その怒りを
どうしていますか?
その場で「なんでそんなこと言うのよ!」
と言えるタイプなら、あまり後まで
引きずらないかもしれません。
でも、相手の顔色を気にして
言いたいことを飲み込んで
しまう人もいますよね。
私も、そうでした。
「ここで怒ったら空気が悪くなる」
「相手が嫌な顔をするかも」
そんなことを考えると
感情をグッと飲み込んでいました。
でも、そうすると怒りは消えるどころか
心の中に残ってしまうんです。
そこで最近、私が意識しているのが、
「怒りを小出しにする」
ということです。
先日、夫との間に
ちょっとした出来事がありました。
私は母との電話で、子どもの頃の
「オブラート」の話をしたんです。
風邪薬が苦くて、本当は
オブラートを使いたかったのに
母から
「オブラートなんか
使わないで飲みなさい」と言われて
結局、薬を飲み込めず
吐き出してしまった。
そんな昔の出来事です。
母に対して、ずっと
引っかかっていたことでした。
ところが今回、母がたまたま
「漢方薬をオブラートで飲んでいる」
と話したので
「そういえば、お母さん昔……」
と、その話をしてみたんです。
すると母は、
「なんでそんなこと
言ったんだろうね。ごめんね」
と、あっさり謝ってくれました。
私は、「言えてよかったな」
と思っていたんです。
ところが、その話を夫にすると、
「オブラートの話
言わなきゃいいのになって
思ってたのに、言っちゃったの?」
と言われました。
これに、私はちょっと腹が立ちました。
私にとっては、「今だからこそ言えた」
大切な出来事だったから。
でも、そのときは一人でモヤモヤ。
そんな状態でお風呂から上がってきたら
キッチンに冷たいお水が用意されていました。
夫が私のために
用意してくれていたんですね。
夫が、
「お水を用意しといたよ。
これ、正解でしょ?」
なんて言うので、
私は、
「水は正解、ピンポン。
でもオブラートの話は
ブッブー。はずれだよ」
と、軽く伝えました(笑)。
これで、なんだか気持ちが
スッキリしたんです。
もし、何も言わずに我慢していたら
「どうして分かってくれないの?」
「私の気持ちを否定された」
という思いが、心の中に
残っていたかもしれません。
そして、次に夫から何か言われたとき、
「あのときだって……」
と、過去の怒りまで
引っ張り出してしまう。
怒りって、放っておくと
「熟成」してしまうんですよ(笑)。
だから私は、夫に対して
怒りを感じたら、できるだけ
早めに小さく伝える。
これを意識しています。
もちろん、怒りをそのまま
相手にぶつける必要はありません。
「私は、こう感じたよ」
「それを言われて、ちょっと悲しかった」
「本当は、分かってほしかった」
そんなふうに、自分の気持ちを
伝えてみませんか?
長年「我慢すること」に
慣れている人にとっては
これだけでも大きな一歩です。
そして、もし今すぐ夫に
伝えるのが難しいなら、
まずは自分に、
「私は、本当はどう感じたんだろう?」
と聞いてあげるだけでもいいですよ。
怒りの奥には、悲しさや寂しさ、
「大切にしてほしかった」という
気持ちが隠れていることがあります。
我慢して何もなかったことにするのではなく、
自分の気持ちを、少しずつ外に出してあげる。
それが、怒りを長引かせないための
一歩になるのではないでしょうか。
夫に対して自分の感情を
なかったことにし続けて
苦しくなっているあなたに。


