こんにちは、こえです。
「じぶんトリセツ」連載、第3話をお届けします。
前回は、頑張り続けた結果、私が倒れて気づいた「本当の望み」の存在についてお話しました。
では──
なぜ、私たちはその“本当の望み”に気づかず、満たされないまま頑張り続けてしまうのでしょうか?
今回は、その理由と、
“本当の望み”を静かに思い出すために必要な「心の土台」についてお伝えします。
■なぜ、あなたの「本当の望み」を見つける必要があるのか?
「本当のあなたが望んでいること」を叶えてあげないと、
いつまでたっても、何を手に入れても、あなた自身が満足しないからです。
逆に、それを見つけて叶えることができれば、
あなたの中にあった“満たされなさ”が、すーっと静まっていきます。
■「不足を埋める願望」か、「本来の望み」か?
“満たされない状態”から出てくる欲求は、
どうしても「何かを埋めようとする願望」になりがちです。
これは、悪いことではありません。
でも、そのまま突き進んでいくと、
どこかで「何かが違う」という違和感がまた顔を出す。
■マズローの5段階欲求を人生に活かす
心理学者マズローが提唱した「5段階欲求理論」は、
人が“どんな順番で満たされていくか”を教えてくれる、人生設計のヒントです。
- 生理的欲求(食事・睡眠など)
- 安全の欲求(安心・安定した環境)
- 所属と愛の欲求(居場所・人間関係)
- 承認の欲求(認められたい、自信)
- 自己実現の欲求(ありたい自分を生きる)
この順番、実はとても大切なんです。
■スキルよりも「感じる力」を土台に
戦後の日本は、“スキル”と“知識”重視でここまで成長してきました。
でもその陰で、「安心できる場所」「無条件で受け入れてもらえる感覚」
つまり“土台”の文化”が抜け落ちていったように感じます。
気づかないうちに、“感じないようにすること”が習慣になっていた。
「大丈夫なふり」をする。
「我慢が当たり前」になる。
■土台が崩れたまま、私たちは走っていた
私自身も、「評価されること」「褒められること」にばかり意識が向いていました。
- できなかった時に叱られる記憶
- 失うことへの恐れ
- いつも「次はうまくやらなきゃ」と思い続ける自分
実はこれ、土台が不安定なまま頑張り続けていた証拠だったんです。
家族が私を大切にしていなかったわけじゃない。
でも、伝え方や受け取り方がちょっとズレていただけ。
■「ここにいていい」という確信が、力になる
土台とは、
“何があっても、ここだけは私を受け入れてくれる”
そう思える場所や関係性のこと。
この確信が、あなたに本物の勇気とエネルギーをくれます。
土台がある人は、自分を押し殺してまで承認を求めたりしません。
自然体のままで、スムーズに成果を出せるし、
何より「自分で決める力」を持っているのです。
■「私が望んでいること」は、不安ではなく希望から生まれる
この土台さえしっかりとおさえることができれば、
周りの人とどう折り合いをつけていくのか?
あなたの中で納得して自分自身が決められるようになります。
なぜなら、自分自身が“揺るがない”ことを知っている状態になるからです。
周りに影響されるのではなく、自分が決めることができる。
自分自身の中でも、家族とも、会社や地域社会とも、
その時々で「今どうすることが適切なのか?」を判断して行動できる。
たとえその時の判断がまずかったとしても挽回できる。
いい塩梅でバランスが取れるようになり、
結果、本当のあなたが望んでいることを手に入れることができます。
本当の望みは、
不安や焦りから出てくるものではありません。
ゼロベースから、“未来に向かうエネルギー”として生まれてくるもの
それが、あなたの「本来の成長欲求」です。
■身の丈を知る、ということの本当の意味
「身の丈を知る」とは、
我慢することでも、少なく望むことでもありません。
世間や他人の基準ではなく、“あなたが本当に望んでいること”を知ること
だから、誰とも比べなくていい。
次回からは、
いよいよ“じぶんトリセツ”の核心に入っていきますよ。