クルーズ船で集団感染か、3人死亡 「ハンタウイルス」、大西洋航行中 | みのり先生の診察室

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何やらクルーズ船で集団感染があったようで、ネット上ではちょっとした話題になっていました。

 

ニュースはコチラ⬇

 

 

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乗客の1人は日本人 「ハンタウイルス」集団感染疑いのクルーズ船
 

時事通信 国際報道部2

026年05月05日17時59分配信

【パリ時事】大西洋を航行中、ネズミなどのげっ歯類が媒介する「ハンタウイルス」に感染した乗客ら3人が死亡したクルーズ船「MVホンディウス」の運航会社は4日、乗客乗員は約150人で、乗客に日本人1人が含まれると発表した。

 

世界保健機関(WHO)によると、船内では3人が発熱などを訴えている。

クラスター(感染者集団)のうち、死亡した乗客を含む2人の感染が確認され、5人の感染が疑われている。

 

ハンタウイルスはヒトからヒトへの感染はまれだが、確立された治療法やワクチンがない。

 

乗客は客室内にとどまり、他の乗客と距離を保つよう指示されている。

 WHOのクルーゲ欧州地域事務局長はSNSへの投稿で、感染が船外に拡大するリスクは低いと指摘。

 

「パニックになったり、渡航制限を課したりする必要はない」と冷静な対応を求めた。

 船は4月1日に南米アルゼンチンを出港。

 

南極や南大西洋の孤島を経て、アフリカ西部沖の島国カボベルデに到着する予定だった。

 

しかし、同国当局が入港を拒否したため、沖合に停泊中。

 

スペイン領カナリア諸島に向かい、乗客乗員の感染の有無などを調べることが検討されている。

 

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こちらが1日前に配信されたニュース⬇

 

 

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クルーズ船で集団感染か、3人死亡 「ハンタウイルス」、大西洋航行中
 

時事通信 国際報道部

2026年05月04日08時32分配信

【パリ時事】世界保健機関(WHO)は3日、大西洋を航行中のクルーズ船で、ネズミなどのげっ歯類が媒介する「ハンタウイルス」の集団感染が発生した疑いがあると明らかにした。

 

これまでに3人が死亡、1人が集中治療を受けるなどしている。

 

AFP通信が伝えた。

このクルーズ船はオランダのオーシャンワイド・エクスペディションズ社が運航する「MVホンディウス」。

 

南米アルゼンチンからアフリカ西部沖の島国カボベルデに向かう途中で1人の感染が確認された。

 

さらに5人の感染が疑われている。

 AFPによると、最初に男性乗客(70)が船内で死亡し、この男性の妻(69)も搬送先の南アフリカで亡くなった。

 

もう1人は船内で死亡。

 

ほかに英国人男性(69)が南アで集中治療を受け、体調不良を訴えている乗船中の2人の搬送が検討されている。

 

船は乗客約170人を収容できる。

 ハンタウイルスは、ネズミにかまれたり、排せつ物を含むほこりを吸い込んだりすることで感染し、発熱や呼吸困難を引き起こす。

 

まれにヒトからヒトにも感染するという。

 

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ハンタウイルスについて調べてみました。

 

ハンタウイルスは、主にネズミなどの齧歯類が持つウイルスで、人では重症の感染症を起こすことがあります。

 

ヒトへの感染は、感染したネズミの尿・糞・唾液が乾燥して舞い上がったものを吸い込む、または汚染物に触れることで起こります。

 

厚労省も、主な伝播はネズミの排泄物への接触、エアロゾル吸入を含む、としています。

 

 

 

 

 起こす病気は大きく2タイプ

 

 

  1. 腎症候性出血熱:HFRS

 

日本の感染症法上で届出対象になっているのはこちらです。

 

発熱、頭痛、腰背部痛、腹痛、悪心、視力のかすみなどで始まり、重症例では低血圧、出血傾向、蛋白尿・血尿、腎機能障害を起こします。

 

厚労省は潜伏期間をおおむね10〜30日と記載しています。
 

 

  2. ハンタウイルス肺症候群:HPS/HCPS

 

主に南北アメリカで問題になるタイプです。

 

初期は発熱、筋肉痛、倦怠感、頭痛、吐き気など“インフルエンザ様”ですが、数日後に咳、息苦しさ、肺水腫、ショックへ急速に進むことがあります。

 

CDCは、疑ったら診断確定前でも救急・集中治療が必要としています。
 

 

 

 人から人へうつる?

 

通常は人から人へはほぼ感染しません。

 

感染源は基本的にネズミです。

 

ただし、南米のアンデスウイルスでは限定的なヒト—ヒト感染が報告されています。

 

一般的な日本国内生活で「患者さんから空気感染する」というイメージの病気ではありません。

 

 

 日本でのリスク

 

日本では非常にまれですが、ゼロではありません。

 

問題になるのは、ネズミの多い環境、倉庫、古い建物、閉め切った小屋、野外活動、実験動物・野生齧歯類への接触などです。

 

日本の届出対象は「腎症候性出血熱」で、検査はPCR、IgM/IgG抗体検査などが使われます。

 

 

 治療

 

基本は支持療法です。

 

HPSでは特効薬はなく、酸素投与、人工呼吸管理、循環管理、ICU管理が重要です。

 

CDCも「ハンタウイルス感染症に特異的な治療はない」とし、HPS疑いでは早期の救急・集中治療を強調しています。


HFRSではリバビリンが検討されることがありますが、病型や地域、時期によって扱いが異なります。
 

 

 受診した方がよい状況

 

ネズミの糞尿がある場所の掃除、倉庫・山小屋・物置の片付け、野外活動などの後、数日〜数週間して以下が出たら、医療機関でネズミ曝露歴を必ず伝えるのが大切です。

発熱、強い倦怠感、筋肉痛、頭痛、悪心・嘔吐、腹痛、腰背部痛、息苦しさ、咳、血尿、尿量低下、点状出血などです。

 

特に息苦しさ、低血圧、尿量低下、出血傾向があれば救急レベルです。

 

 

 

 予防:掃除の仕方が重要

 

ネズミの糞を見つけたときに、いきなり掃除機・ほうきで掃くのは避けるのがポイントです。

 

ウイルスを含む粉じんを舞い上げる可能性があります。

安全寄りの対応は、換気する、手袋とマスクを使う、糞尿を消毒液で湿らせてから拭き取る、ゴミは密閉して捨てる、作業後に手洗い、食品管理と侵入口の封鎖、トラップ設置です。CDCもネズミ対策、餌になるものの除去、侵入防止を予防策として挙げています。

 

まとめると、ハンタウイルスは

 

「ネズミ由来」

「まれだが重症化しうる」

「初期は風邪様で見逃されやすい」

「曝露歴を伝えることが診断の鍵」

 

という感染症です。

 

 

 予後と致死率

 

予後は病型とウイルス種でかなり差があります。

 

ざっくり言うと、腎症候性出血熱(HFRS)は多くが回復するが重症型では死亡あり、ハンタウイルス肺症候群(HPS/HCPS)は致死率が高いです。

 

 

ハンタウイルス肺症候群:HPS/HCPS
 

約35〜40%の致死率

 

 

腎症候性出血熱:HFRS
 

5〜15%の致死率

 

 

致死率が高く発症すると大変な感染症ですが人から人への感染はほぼ無し。

 

感染源はネズミ。

 

衛生環境が整っている日本で発生することはあまり考えられません。

 

 

ただ移民が持ち込む感染症として警戒しておく必要はあるでしょう。

 

こんな状況なのに移民をどんどん入れている場合じゃないと思うんですけどねニヤニヤ

 

 

 

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