君の名は | 夢のまにまに

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夢は大いなる自己、Selfからのメッセージ。夢やアート、植物との交流を通して、自分を愛しあなたのビジョンを生きるためのヒントをお伝えします。

こんにちは。
~ 夢との日常を綴る ~ Tomokoです。


定期的に 歯のメンテナンスを行っているのですが、
そのメンテナンスで歯科医院へ行くたびに、
思い出す出来事があります。


もう25年くらい前になるでしょうか。
歯医者で親知らずを抜いた日でした。


麻酔から覚めず感覚の鈍った口。
私は久しぶりの外出だったので、渋谷まで出て
文化村のミュージアムで展覧会を見たあと、
同じフロアーにある本屋に立ち寄りました。


タルボットのイルカを撮ったビデオを買い、
アートに関する本を見ていた時のことです。


とある男性と言葉を交わし、
話が合ったと言うのでしょうか。
時間があるならお茶をしない?ということになり
ドゥマーゴへ。


その方は最近イタリアから帰ってきたとかで、
恋人を亡くされたらしく、
小さなお写真を見せてくれました。


今思えば
あまりにも無防備な自分が恐ろしくなるのですが…。


その日の私は茶系のスカートをはき
共布のストールをかけていたからでしょう、
その方の恋人がよくシフォンのストールを身につけていた
とお話されました。


イルカにも詳しくジョジョは友達だよ
といって、ご自分の体験を話してくれました。


僕はね、安曇野にログハウスを作っているんだ、
その隣に古民家も移して畑しごとをするんだよ。
レースもやっているんだけど。僕は巣作りがしたいんだ。


巣作りをしたいんだよ。
君、一緒にやらない? とおしゃべりは続きました。


初めて合った人とは思えない感じがあり、
すごく率直な方だなと思いました。


だって私自身がやりたいことを
そのまま代弁しているようなお話だったからです。
私も田舎暮らしを夢見、
パートナーとともに巣作りをしたい
と熱望していたからです。
子供が本当に欲しかったし。


お昼どきになり 私たちは
その方の行きつけのラーメン屋さんへ
場所を移すことになりました。


途中、アンティークショップを覗いたりしたけれども、
いいなと思うものも一緒で、
とても自然に居られる自分が不思議でした。


麻酔の解けない私は
ラーメン屋さんで卵をその方に食べてもらったり。
ひとしきり歩いた後、ねぇ僕たち連絡を取り合う?
と聞かれました。


私は思う人がいるから、と言って
さよならをしてしまったのでした。


お名前も聞いたはずだったのですが、
今となっては定かではなく、
ただあの方だったらきっと素敵な巣作りをなさって
今頃はお幸せに暮らしているのだろうなぁと思うのです。


巣作りという夢を果たせなかった私は、
後悔の念をもってあの日の出来事を思い出すのです。
バカ真面目な自分を思い、
自分の欲求に正直であることの大切さを感じるのです。




それではこの辺で。
またお会いいたしましょう。