新しい生活が始まってまだ一ヶ月。
タイミーや、単発バイトのサイトを日々、チェックしているようだ。
「ママ、ここでバイトするのどう思う?」
といちいち、私に確認してくる。
今はまだ授業が忙しすぎて、毎週決まった時間にシフトを入れるような定期的なバイトは、少し荷が重いようだ。
今年のゴールデンウィークは、高校の友達と一緒に単発バイトを探すことにした長女。
二人が選んだのは「お菓子の箱詰め」の単発バイトだった。
女子大生のアルバイトといえば、塾講師や、華やかなカフェやショップを思い浮かべてしまうが、彼女たちが選んだのは「コツコツ、黙々」とした裏方の仕事。
「接客とか私には難しそうだし、三日間だけ稼げたらいいんだ」
という。
驚いたのはその採用までの手順だ。
「バイト探しの専門サイト」で見つけてネットで申し込むところまでは今どきだが、そこからの流れが妙に厳格なのである。
まずはスマホで個人情報や資格、学歴をいれたあと、マイナンバーを登録し、20分以上かかる労働契約に関する説明動画をじっくりと視聴する。
それだけで終わるのかと思いきや、後日「自宅に手紙が届く」という工程があるらしい。
その手紙を受け取って、ようやく本採用。
デジタルな手続きの真っ只中に、わざわざアナログな郵便物が割り込んでくる。
住所を確認し、身元を確かめる。お菓子という口に入るものを扱う現場だからこその、譲れない一線なのだろう。
面接なしで採用。とよく聞くがこんな仕組みだったのか。
昔の単発バイトといえば、電話一本で予約して現場に向かい、手渡しで給与をもらうイメージがあるが、今は、入り口こそスマホで手軽だが、中身は驚くほどしっかりしているんだなぁ…
娘にとっては人生初バイト。
一人だと心細いから、友人と一緒にこなせる仕事から始めてみる。
意外と堅実な選択をするわ。
連休中、娘はきっと慣れない作業で疲れ果てて帰ってくるのだろう。
いい経験になりそうだ(*^^*)


