こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。
今日は、受験は人生のほんの一部
でしかないと言うお話しです。
我が子を一流大学に入学させることが
子育てだと勘違いしている親も
多いですね。
その目標達成のために
就学前から幼児教室に通わせ
小学校3年生になると
中学受験のための塾や予備校に
通わせる親もいます。
中学受験熱は年々熱くなっています。
2019年は、私立公立を含め
受験者数が約5万人にもなりました。
何故、中学受験が人気なのかと言いますと
中高一貫校や私立・国立中学校では
6年後の大学受験に向けてのプログラムが
出来上がっているからです。
具体的には、高校受験が必要ないため、
その利点を生かし、中学3年の2学期以降に
高校内容のプログラムに進むなど、
他の公立中学校と比べ半年も早いペースで
中学校3年間の勉強が終了します。
さらに高校に上がると、3年になるまでに
大学入試に必要なプログラムが終了し、
高校3年の1年間は大学受験に向けた
対策を行う中高一貫校も多いからです。
言うなれば中高一貫校は
6年間の予備校のようなものです。
中学高校時代は勉強だけでなく
思春期の葛藤や自己主張スキル
恋愛経験など様々な人間の基礎を
身につける時期でもあります。
その大切な時期に勉強漬けすると
どんな大人に育つのでしょうか?
たとえ東大を卒業できても
社会で役立つ大人になるとは
限りませんし、事実として
勉強以外のことは何も出来ない
大人に育ちがちです。
これでは、将来、社会に出てからの
グローバル社会では
活躍することは出来ません。
アメリカでは、テストの点数だけではなく、
受験生が育った環境や、
どんなことに興味を持ち、
どんなことをしてきたのか、
また、社会貢献活動など、
どのように社会と関わってきたかという、
学校内外での活動を総合的に見て、
受験生を評価します。
つまり、いくらテストの点数が良くても
それだけで合格することはないのです。
ですので、親としても
「勉強さえしていればいい」
という考え方ではなく、
どのように社会と関わり、
貢献できるのかを考えさせる
ような育て方をするべきなのです。
そのためには就学前から
親が一方的に教えて
指示を出すのではなく
自分で考えて行動するという
主体性を育てることが大切です。
受験やスポーツに打ち込むというのは
人生のほんの一部でしかないのです。
何故、その大学を目指すのか
何故、そのスポーツを目指すのか
そういう目的をしっかりと定めること。
そして、大学を卒業した後に
どのような人生を歩むのかまでを
計画することが大切です。
スポーツでプロになったとしても
現役は短いのです。
そのスポーツが好きだというだけでは
現役後に生きる道はないのです。
現役を降りた後にコーチや監督として
活躍するには、ただ運動能力が高い
というだけでは誰も相手にしてくれません。
やはり、人格や信頼度が高くないと
誰も言うことは聞かないでしょう。
また、コミュニケーション能力も必要です。
人生100年時代、
現役時代はごくわずかです。
プロサッカーの選手寿命は
大体約2~3年。
年齢で言うと25歳~26歳が
多いと言われています。
プロ野球の選手寿命は
サッカーよりもう少し長いようです。
平均在籍年数は約9年。
引退の平均年齢は約29歳。
いずれの場合も30までに
多くの選手の現役が終わるのです。
その後70年、現役の倍以上の
人生が待ち受けているのです。
引退後のプロ野球選手の50%は
元の球団に雇用されています。
しかし、全員がコーチになれるのではなく、
仕事は、用務員とかグランド整備などの
スタッフなどに雇われる人が多いのです。
一般企業に就職できるのは僅か13%で、
年収はとても少なくなります。
タレントや解説者になるのは
わずか3%にしか過ぎないのです。
現役時代にがっぽり貰った選手は
飲食店経営とか事業を始めるのですが、
大抵は失敗してお金を失います。
それは野球しか能力が無かった
それ以外の能力を育てなかったからです。
親や監督から、
「もっと勉強しろ!」
「もっと腕を上げろ!」
と言われて育ったからです。
そう言われて育つ子供は
「勉強さえすればいいんだ」
「練習さえすればいいんだ」
と考えて当然です。
しかし、大学に合格したとしても
また、プロ選手になれたとしても
それ止まりで、燃え尽きてしまうのです。
つぶしがきかない
「つぶしがきかない」
と言う言葉があります。
テストの点数が高いとか
プロの技術を持っているとかは、
その狭い世界だけで通用する能力です。
他の世界に入ると、
今までの経験値が役に立たない、
もしくは役立て難いということなのです。
逆に「つぶしがきく」という言葉は、
金属製品やペットボトル等は溶かせば、
別のものに変えて再利用が出来る
というところから来ています。
では、つぶしがきくような人間に育てるには
どうすればいいのでしょうか?
それはこのブログで何度も書いていますが、
そして、その非認知能力は就学後ではなく
就学前に育てておくことが大切です。
「三つ子の魂百まで」
「三つ子の魂百まで」と言う諺。
三つ子というのは3歳児を
指しているのではありません。
幼いことを表しているのです。
就学前までの幼児です。
発達心理学では、「幼児」は
1歳半から就学前の6歳頃までです。
幼児は、この時期に身の回りのことを
自分で出来るようになり、
身体、言葉、心の面で
急激な成長をみせます。
その時期に、しっかりと非認知能力を
育てることで主体的に問題を解決する
能力が身についてきます。
その能力が育つことで
自分の好きな道を見つけ
その道に必要な能力を
自分なりに見つけて
学ぶようになります。
野球バカやサッカーバカ、
テストバカにならず
大きな人間に育つ土台が出来るのです。
ですので親は、結果だけを見て
褒めたり貶したりしないような
子育てを心掛けて下さい。
もし、結果だけを見て
褒めたり貶したりすると
「ボク(アタチ)はダメな人間なんだ」
と必要以上に苦しませ、
自己肯定感の低い子供になって
苦しい人生を歩むことになります。
子供が夢と希望を持てるような
子育てを心掛けて下さいね。
今日も最後まで読んで頂いて
本当にありがとうございます。
