あなたは虐待と聞くとどういう行為を思い浮かべますか?殴る、蹴る、叩く、つねる…そういう身体的な暴力を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
実は、虐待には4つのパターンがあります。先程あげた暴力による「身体的虐待」、「心理的虐待」、「ネグレクト」、「性的虐待」です。
身体的虐待は誰が見てもわかりますが、心理的虐待は、第三者からはなかなか見えてきません。
大きな声で脅かしたり、あるいは無視したりという行為は人前ではあまり行いません。お家の中だけでしている場合が多いのではないでしょうか?
あるいは、兄弟姉妹の間で著しい差別的な扱いをするのも心理的虐待となります。限度を超えた暴言やきょうだいのどちらかを可愛がるという行為は、警察沙汰になるような毒親でなくても、知らず知らずに行っていることでもあります。
では、どこまでが「しつけ」で、どこからが「虐待」なのでしょうか?
「しつけ」は、世の中のルールを教えることです。漢字で書くと身が美しいと書いて「躾」となります。第三者から見て日本の文化風習に合っているように様々な正しい行動を教えるということになります。
それに対して「虐待」とは、親が自分の感情に任せて子どもをコントロールしようとすることです。親の言う通り、思う通りの行動をさせようとするあまり暴言や暴力を使ってしまうという行為です。
その虐待が限度を超えてしまうと、取り返しのつかない事件へと発展してしまうのです。平成28年度中に虐待で死亡した子供が77人。2017年までの15年間に18歳未満の子供1175人が亡くなっています。
本当に悲しい事件によって毎年何十人もの罪のない幼い子供の命が奪われてしまっています。
中には、血も涙もない悪魔のような親によって虐待され続け、命を絶たれてしまった子供もいます。
でも、多くの場合は子育てに悩み、苦しんだ末に感情をコントロールできなくなった結果、最悪の事態に陥ってしまったというケースではないでしょうか?
育児を一人で抱え込み、誰にも相談できない毎日が続くと身体だけでなく心も
疲弊してくるのです。
妊娠を知った時、あんなに楽しみにしていた子育てが、いつの間にか地獄のような毎日になってしまい、赤ちゃんの泣き声にイライラしてしまい、赤ちゃんを泣かしてしまう自分は母親失格だと責めてしまうのです。
そして、パートナーに助けを求めるのですが、そのパートナーも育児を学んだことがないので適切なアドバイスが出来ません。逃げ口上的に「仕事が忙しい」と突っぱねてしまう。
そして「お前は母親なんだから出来て当然だ」というような意味の言葉で、増々、妻を窮地に追い込んでしまうのではないでしょうか?
厚生労働省の調査によると、去年度(平成29年度)に対応した児童虐待の件数は13万3778件で、前年度より1万1203件(9・1%)増え、過去最多でした。
それだけ苦しんでいる親や子供がいるのです。最初は「しつけ」と考えて「叱って」いたのが、いつの間にか子供の心と身体を傷つけてしまう「虐待」に変わっていくのです。
もし、このブログを読んでいるあなたに心当たりがあるのでしたら、ちょっと冷静になってみて下さい。
「○○しなさい!」「◯◯しないとだめ!」と一方的に親の立場で言って聞かせるのではなく、まだまだ何も出来ない子供だという認識をもう一度持って頂いて、子供の目線に降りて、子供の立場から考えてあげながら、言葉をかけてあげてください。
子供はあなたの言葉次第で才能を伸ばすことも出来ますが、才能を潰すことも簡単なことなのです。
あなたの分身である子供という宝物を大事に育ててあげて頂きたいです。




