こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。
「虫歯になるから、赤ちゃんへの口移しは止めましょう」
そんなことをよく聞きますよね。大人の口中にある虫歯菌が赤ちゃんに移るから危険だということです。
でも、口移しは虫歯菌を移すだけに限らないことなのです。虫歯よりも、怖いものが移る可能性があるのです。それは「ピロリ菌」です。
ピロリ菌は、胃の粘膜に生息しているらせん形をした悪い菌で、主に胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの病気の原因になります。日本人の約半数の6000万人がこのピロリ菌に感染していると言われています。
一度感染すると多くの場合、除菌しない限り胃の中に棲みつづけます。ピロリ菌に感染すると炎症が起こりますが、この時点では、症状のない人がほとんどです。
症状の出る場合は、慢性胃炎となり、この慢性胃炎が、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎、胃がん、さらには全身的な病気などを引き起こす恐れがあると言われています。
WHOの国際がん研究機関は、「ピロリ菌が胃癌を誘発する物質である」と発表しました。日本人の感染率は極めて高く、特に40歳以上では70%以上が感染しています。
ピロリ菌は、ほとんどが5歳以下の幼児期に感染します。その原因は、胃の中は強い酸性の胃液が食物だけでなく細菌を溶かしてくれるのですが、幼児の場合は、まだ酸性度が低いのです。
また、ピロリ菌はアンモニアを作り出す酵素を持っているので、そのアンモニアで身体を覆い胃酸から身を守るのです。
日本人の半数がピロリ菌の保有者ですので、子供が感染する可能性が高いのです。ピロリ菌が感染するのは、口から入って感染する“経口感染”です。
そのためピロリ菌保有者の大人から乳幼児への食べ物の口移しが感染の可能性が大きいのです。ですので、お爺ちゃん、お婆ちゃんの口移しは厳禁です。
昔は、親が噛み砕いたものを子供に口移しで与えるということを当たり前のようにしていた時期があります。それ故、お爺ちゃんやお婆ちゃんは何の疑いも持たずに口移しをしてしまうのです。
大人同士の感染は心配しなくて良いのですが、乳幼児への口移しは避けたほうが望ましいですね。
但し、キスでピロリ菌がうつる可能性は低いです。ですが、虫歯菌は移る可能性はあります。どちらにしてもほっぺたへのチューは大丈夫ですね(^^)
子育ての期間は、苦しい時もありますが、あっという間に終わってしまうのも事実です。掛け替えのない素晴らしい育児という時間をパートナーと共に楽しんで頂きたいですね。
せっかく天使があなたの所に舞い降りてきてくれたのです。育児で悩むのは、もったいないことです。
日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。お聞きになりたいことがありましたら、こちらでご質問くださいね。
※ご注文確認メールが、いつまで経っても届かない場合は、こちらをご覧ください。



