こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。今日は、子供が絵を書くことが大好きになる絵の褒め方をご紹介します。
突然ですが、あなたに質問です。
あなたのお子様がクレヨンを持って初めて絵らしきものを書いた時、どんな言葉をかけるのでしょうか?
当協会のテキストにも書いてありますが、子供が丸を描けるようになるのは2歳前後です。そこから徐々に子供の絵が発達していきます。
丸の中に目や口が書けるようになると、体を描かずに顔に手足が直接ついた「頭足人(とうそくじん)」を書くようになります。この段階は3歳から4歳になります。
お子様が自分のイメージしたものを初めて描けた。それを親であるあなたに、「どや顔」で見せびらかす。
その絵を見ると、あなたには何が書いてあるのかわからない。書いてあるのは、なぐり書きのような線と色。
さあ、あなたは、どや顔の我が子に向かってどんな言葉をかけるのでしょうか?
その言葉ひとつで、子供の才能を伸ばせるか、萎れ(しおれ)させるかが決まってしまいます。
我が子が初めて絵らしい絵が描けてきた。その時にその絵?を見て、親がしてはいけないこと。
それは、「親の常識」を押しつけることです。
例えば…、
- 顔を描いたら「目がないわよ」
- 髪の毛を赤で書いたら「そんな髪の色おかしいわよ」
- 「ここは、こうしないといけません」
などなど。初めから「常識」の枠の中に閉じこめようとすることです。これは、子供を否定することになります。
初めから「親の常識」の枠の中に閉じこめて良いことはありません。それを続けていると子供は、自分に自信がなくなります。これから伸びようとしている自己肯定感が潰されてしまうのです。
子供がクレヨンで画用紙に絵を書き始めました。親から見ればそう見えます。しかし、子供は絵を書いているのではありません。
最初は手の運動です。クレヨンで画用紙に叩きつけます。すると、画用紙の上に点々と変化が現れます。「あれ?なんだ?」と興味を持つと、それを繰り返します。
そのうち、なぐり描きを始めます。手首のコントロールできるようになってくると、ぐるぐると丸を書き始めます。そして、2歳前後になると書き始めたところに書き終わりの線をくっつけることが出来るようになります。これで閉じた丸の完成です。
このように子供の絵というのは発達していきますので、まだ何かを書いているという段階ではありません。自分なりに上手な丸が書けたあとで、「これはママ」と名前をつけるのです。
子供は、無限の可能性を持っています。それは、親よりもはるかに優れた可能性なのです。
それを親であるあなたが、自覚すること。そう自覚すれば、子供の可能性が自ずと見えてくるのです。
その可能性の一つが、絵に現れるのです。
前述のように、子供は、ある程度成長してくれば、ぐるぐると丸が上手に書けるようになります。
丸が書けるということは、最初と最後がイメージ出来ているということになります。
そうなると、ぐるぐると大きな丸を書いたり、小さな丸を書いたりします。大人から見ると、それはただの丸にしか見えません。
しかし、子供は頭の中でイメージしているのです。
- 大きな丸は、いつか見た幼稚園のバスのつもりなのかもしれません。
- 小さな丸は、そのバスに乗るお友達なのかもしれません。
それが大人にわかるかというと、わかりませんよね。でも、わかってあげて下さい。
そして、もう一つ大事なこと。
それは、子供の持つイメージを膨らませてあげることなのです。
親のあなたから見れば、ただの殴り書きですが、我が子が書いている様子をしっかりと見て「この丸はいいね。最初の書き出したところをよく見ながら書けたね」など、上手下手ではなく頑張っている過程を褒めてあげるのです。
そして、「この丸は、なにかな?」と聞いて、もし「わんわん」と言えば「そうか犬なんだ。可愛い犬だね」と受け止めるのです。「もしかしたら、この前、公園で見た犬かな?」とイメージを膨らませてあげるのです。
そうすると子供は喜んで画用紙に自分なりの世界を描き広げていきますよ。
どんな絵でも探してあげれば、きっと褒めたいところが見つかるはずです。良いところ、頑張って書いたところを褒めてあげてくださいね。
子育ての期間は、苦しい時もありますが、あっという間に終わってしまうのも事実です。かけがえのない素晴らしい育児という時間を楽しんでいただきたいですね。
せっかく天使があなたの所に舞い降りてきてくれたのです。育児で悩むのは、もったいないことです。
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