20日木曜は、
夜に東京駅だるまん講座がありますね。
「人体で一番固い骨と歯は、何とつながるか?」というお題でしたね。
この事と、関係ありそうな
体験を先週いたしました。
縄文式土器の研究をしていて、
ご自分も土器や焼き物の作品を
作製されている作家さんが、
土器を焼く現場に立ち会わせてくださいました。
縄文式土器は、土を焼いて器を作りますが、
釜の中では焼いていないそうです。
野焼きといって、地面に近い所で、
火のまわりに、置いたり、
火の中に入れたりして
焼いていたと言われているそうです。
まだ、焼き方は、
はっきりとは、解明されていないそうです。
というわけで、その作家さん
(薬王寺さんとおっしゃいます
これは、ご本名なんですよ。)
の個展の時に、私たち、お素人が
捏ねて、作った土器を焼きにこの日に、
焼きに来たんです。
先週の土曜日、天気は快晴。
娘と二人で参加。
元町中華街駅を、
5時50分の地下鉄に乗り、
8分くらいで横浜駅に着きます。
そこで、6時13分発の東海道線に乗り換えます。
これに、一時間以上乗るのですが、
なんと、車中は、
すごーく混んでまして座れませんでした。
土曜日も、皆様普通に通勤なさっておりました。
空いたのは、一時間くらい乗った
小田原でしたよ。
と言うわけで、根府川(ねぶかわ)という駅で下車。
改札にだあれも、居なくて
駅舎から、海が見えます。
わー!海だー!と写メとるわたくし。
なんで、人は海見ると、
嬉しくなるのかなー。
いつも、海見てるこの辺りの方は、
普通の風景なのかしら?
私が、中華街の門みても、
別に普通な様にねっ。
でも、海は生命のふるさとってきがして
別物ですよね。
朝の青は、まっさらになれる青色。
《日本人が、一番好きな色は、
アンケート断トツ一位は、
青なんですって。》
実は、私も青好き!
という、青の話は、
おしまいにしまして野焼きの話ね。
根府川のみかん畑を牧場に
している場所。
ですから、道路から、下に牧場が広がってました。
牧場の中の、
下方には、自然農法で
お野菜を作ってるデンマーク人の
ご夫妻の週末だけのお家があったりします。
その隣の畑の一角に、薬王寺さんの
野焼きスペースがありました。
野焼きは、まず、
ブロックで、場所を作ります。
そして、場を作ってから
ワークショップで皆様が作った
土器を置きます。
わたくしの
土器も、あります。
そのあと、薬王寺さんは、
お酒(御神酒)を、周りの地面に
撒きました。
そして、野焼きに参加の
全員で、祈ります。
最後は、二礼、二拍手、一礼。
いきなり、
場が、神聖な、空間にかわりました。
次に、点火式。
火を細い薪と、
口火を付ける新聞紙に
まず、付けます。
火を付けさせて、いただいたのは、
うちの娘。
大変なお役目に、ドキドキ!
火は、あっというまに、
大きくなります。
全行程で、6時間はかかる
らしいてます。
この時点で、9時くらい。
さあ、長丁場の一日が始まりました。
火は、段々大きくなります。
少し、太い薪を置いていきます。
牧場には、一週間前に産まれたばかりの、
子馬というか、赤ちゃん馬がいたりして、
馬さんたちに、
遊んでもらったりしました。
御年八十才の、その牧場の主の
《しょうちゃん》さんが、
色々案内してくださいます。
しょうちゃんは、この牧場を始めた頃から、
働いているのだそうです。
今も、朝の8時から、夕方の4時まで
働いているのですって。
「仕事は、足腰のリハビリじゃぁ!」
とおっしゃってました。
ほんとだよね!
今や、時給のアルバイトさん
だそうですけど、
80才でバイトさせてもらえるって、
幸せですね~。
娘は、しょうちゃんと仲良しになって
枯れた桜の木を伐って野焼き用の
薪を作るのをお手伝いしてました。
なんて事してるうちに、
ランチtimeに。
お昼は、牧場上の、
道路に面した素敵なレストランで。
お部屋内のお席もあるけど、
テラス席もあって、風が程よく冷たい
外のお席でランチ。
薬王寺さんは、火の番人で、
野焼きにつきっきりですから、
他の6人で、レストランにgo!
こんなに、いいお天気だから、
飲み物は、ほぼ全員お酒でした。
海が、朝とは
また、色を変えて
美しい碧(あお)紺碧の青でした。
そうこうしているうちに、野焼きの方は、
土器の色が。変化してきます。
土の元の色から、赤みがかって
きます。
ピンクっぽくなり、土器に、
命が吹き込まれていくよう。
火の廻りに置いているのですが、
熱で土器の土の中が、
変化しているのですって。
「土は、焼けるときに
火によって、浄化される」
という薬王寺さんの話。
ウ~ム、だるまん的かも。
わたくしから
「土って、ホツマの言葉で
ハニって言うんですって、この間だるまん講座で主人が、いってました」と話ました。
とにかく、火のパワーがすごくて
火の近くにいると疲れます。
それを、6時間火を見ているのだから、
野焼きは、本当に神事だな、
とつくづく思いました。その火を操る
薬王寺さんは、錬金術師のよう。
薬王寺さんは、下のお名前
太一(たいちさん)
っておっしゃるんですよね。
太一ですよー!陰陽そのものですね。
そして、2時過ぎくらいになると、
ブロックで、釜の様に囲いをつくり、
最後には、そこに作品を入れて焼きます。
最終の火入れです。
太い薪も、どんと置いて
大きな焚き火というくらいの
火をおこしていきます。
どんな、模様が入るか、何処に模様が出るか?それは、火次第です。
みな、口数も少なくなり、火をじっと
見つめています。
そして、その薪も一時間もすると、
燃え落ちていきます。
すると、燃えかすの中から、
作品が出てくるのです。
それを、今度は自然に
冷していくのです。この頃のうみは、
燃え落ちた薪の様に
やはり、白色っぽくなっておりました。
私は、この時に
この、灰の中の作品が、
葬儀の時の、火葬した後の
ご遺体の様だなとしみじみ
思ったのです。
つまり、
火によって浄化され、
焼き上がった作品は、
神に召された遺体の残された骨のよう。
そして、その骨の様な作品こそが、
本質を表していると、感じたのです。
明日のだるまんもそんな
骨のお話になるのかしら?
私も、ドキドキしております。
明日は、東京駅でお会いいたしましょう。
堀内紀子☆

明日の
だるまん講座の話にもある骨の様な?
土器たち。
薪も焼け落ちて、作品が現れたところです。
とても、神聖な時でした。

写真は、始めにもどります
お清めをしてから野焼きスタート。

はじめの頃の、火のまわりに
作品を置いてるところ。

お昼のレストランからの、絶景。
水平線の先にみえる陸地は、
千葉ですって。

牧場の小路、木の実や、枯れた枝も
美しい。
来年も来たいな♪