「土」離れ | だるまんブログ

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生きる知恵である陰陽五行についてだるまんと語るブログ。『だるまんの陰陽五行』(三冬社)より発行。

日本相撲協会の理事選挙が行われ、貴乃花親方が当選しましたね。ちまたの予想を著しく覆した結果でした。
私は別に相撲が好きなわけでも、貴乃花のファンでもないのですが、非常に驚きました。
貴乃花親方は二所ノ関一門内の調整に応じず、一門を離脱しての立候補だったので、私も陰ながらその意気を感じ、貴乃花を応援していたのです。年功序列や利害が優先されがちな相撲協会での出来事なので、これは快挙ですね。
昨年までのオバマ勝利や民主党勝利、今年の日航倒産くらいのインパクトのある出来事ではないでしょうか?少なくとも、五行的にはそうです。

五行の「土」とは「ものごとを平たくする」という意味で、「安定を維持するためにもめごとを避けて平安状態を保ち、人々も平等に育まれる」という特質を持つのですが、これが続くと必ず停滞が起きます。この停滞の原因は安定路線の中で既得権を得た人たちが自分の権利を奪われることを恐れて画策することから始まります。そしてまさに、この既得権の権化が自民党や、日航の幹部や、相撲界の幹部に象徴されていると思います。
相撲というのは土俵という「土」を中心に各方位に五行を象徴する色の房を垂らしているという五行そのもの世界です。さらに言うならば結界の中で行われる儀式です。昨今の感覚では格闘技ということになってしまっていますが、やることは格闘でも、神前の結界で行うことで場の浄化を目的とするれっきとした神事なのです。神事であるがゆえに、伝統的に守り抜くことは大切なのですが、そうであっても、行う者たちが神の意に反していたのではなんにもなりません。
朝青龍事件はそのものズバリで、現在の相撲人には神事であるという意識のかけらもないのが現状です。今後、少なくとも、力士や相撲協会も襟を正すような路線に変わってもらえれば幸いだと思います。そのための風穴をあけられるのは現在の理事選挙では貴乃花しか居なかったのではないでしょうか?そして貴乃花が理事長になったということは、喜ばしい一歩であると思えます。
しかし、一歩は一歩でも、フタをあけてみないとわかりませんね。

ちなみに、五行的には今のタイミングは「土」の停滞をぶちやぶるという「土」離れで、かつ「金」の時期なので、今行われている改革はあくまで、停滞をブチやぶるパワーでしかなく、本当の意味での変化というのは、この後に生まれ出る「水」によらねばなりません。
そういう意味では、オバマも民主党も、そして貴乃花も、簡単にスムーズな改革が行えるわけではなく、彼らの政治生命もそうそう長くはない…と言えます。しかし、もう一度言いますが、一歩を歩みだしたということは今まではない快挙なわけです。