「龍の時代から、鳳凰の時代へ」と言われている昨今なので、このタイトルに興味はなかったのだけれど、7月14日にYouTubeのホーム画面に現れた著者(もっちー)さんの動画を見たのを機に、湯島神社と不忍池に行く電車の中で読んでみることにした。2021年2月初版。
【二極化の先は多極化】
令和の時代に、人々の生き方や価値観が大きく変化しています。
今までは正解が一つに決められていて、誰もが同じことをしていればよかったけれど、これからは人それぞれ正解が違い、自分で自分の生き方を見つけなければいけない時代になります。それはある意味、二極化の時代です。
自分の個性を生かして、好きなことをしながら生きて生きていこうとする人にとっては非常に生きやすくなるけれど、自分で何も考えずに人の決めた価値観で生きていた人にとっては、・・・(中略)・・・とても生きづらくなって、その差がどんどん開いていくんです。(p.5)
スピ本の中に、二極化に関する記述は、下記リンクに示したようにたくさんあるけれど、周波数の高いパラレル地球と、周波数の低いパラレル地球に分かれるというような極端な記述が少なくなかった。
《参照》 二極化に関する引用一覧
しかし、本書にはそのようなことは書かれていない。本書の著者さんが言っているのは“生き方の二極化”。即ち、“従来の社会や他者の価値観に従った生き方を続ける人々”と“自分独自の価値観で生きる人々”という二極化。
けれど二極化の時代を過ぎると、人それぞれが自分に合った生き方、働き方をして、互いの個性を認めながら幸せに生きられる、多極化の時代が来るんですよ! (p.5)
2020年から2022年ぐらいまでは一番激動の時代で、一極集中型から二極化、さらに多極化へと目まぐるしく時代が変化していくんですね。(p.31)
東京オリンピックの開会式は、“多様性の時代”というテーマで演出がされていたようだけど、従来の見方からすると“評価しようがない出来栄え”と思っていた人々が多かったのではないだろうか。
二極化から多極化へと“生き方の流れ”が変わるであろうことは、コロナを契機として変わりつつある現状から見て、誰も否定できないだろう。
そこで 「変わってゆく流れに乗るために、七龍神を活用すればぁ~」 というのが、本書の主旨。
【龍の基本的な性格】
基本的に龍は、自分の個性を生かしてダイナミックに好きなことをしている人が大好きで、その才能で自分も周りも幸せにできるよう応援しています。
だから自分を好きになって、流れを龍に任せながら思い切って自分が行きたい方向に進むと、誰でもうまくいくようになっているんです! (p.31)
「流れ」とは、「流」=「りゅう」=「龍」であり、「龍神」は「流れのエネルギー」と考えればいい。
ただ、龍との関係はお互いの信頼がとても大事です。
一度出したオーダーは取りやめられない、っていうのは肝に銘じておいたほうがいいかも。ミーハーな軽い気持ちでオーダーしてしまうのはNGです。(p.51)
開運なり成功の鉄板原則は、「行動すること」。
いくら周波数が上昇しつつある地球であっても、「“想像”即“創造”」となるほどの高次元周波数帯に至っているのではないのだから、「行動する」ことは絶対に必要不可欠。仰向けに寝ているだけで「棚からボタ餅」が降ってくることはありえない。
これに関して、自己啓発本では「宝くじを“買いに行くという行動”を起こさなければ、宝くじが当たることはない」などと説明しているけれど、それ以前に、「“徳を積むという行動”の累積がない人に、宝くじが当たるわけないだろう」とチャンちゃんは思っている。自己啓発本なら、確率論で割切る無機質な低級さであっても構わないけれど、スピリチュアルな世界を感じている人々なら、この世における人格を無視した行動ではお話にならないことなど言わずもがなで分かるはず。
《参照》 『東京に北斗七星の結界を張らせていただきました』 保江邦夫 (青林堂)
【人間は平等だけれども、人格には上下がある】
故に、龍や鳳凰などの見えない世界の存在を信じて、志しを述べ、オーダーしておきながら、それに即した行動をしないんなら、「あほんだら」とは言わないだろうけれど、ソッポ向かれる。高位神霊界は個々の魂の趨勢を見極めているのだから依怙贔屓ぶりは人間界以上だろう。
《参照》 『夢をかなえるゾウ』 水野敬也 (飛鳥新社) 《前編》
【ワシ、『希望』集めてんねん】
本書には、「龍神さんは人を選ぶ」 と明記されていないのが気がかり。
自分自身や自分の家族の幸せを願うだけの人が、この本を読んでも、おそらくたいした効果は得られないだろう。
《参照》 『富士神界の龍神からの緊急初メッセージ』 アマノコトネ (ヒカルランド) 《前編》
【龍と人間】
【「流れ」の反対は「せき止め」】
最初は志があって龍に支援されても、いざ成功したとたんにそれを忘れ、多くの人への支援も忘れ、「自分だけの力でここまできたんだ」と威張ったり、マウント取るようになったりしたら危険です。
「自分だけが偉いのだ!」「自分だけの力だ!」「自分だけの富だ!」と思えばそれは「せき止め」であり「停止」です。龍とは流れであり循環を司るので、そうなると龍の背からあっというまに落ちてしまうんですよね。(p.58-59)
「徳を積む」という表現は、「全体へと還流してゆく“流れの循環法則”に寄与する」と言い換えることができる。だから “ギブ アンド ギブ”。
徳なき者は常に我良しであり、他に施したという実績はないので、欠乏し逼迫した人生が必然になる。欠乏は盗みを生み、自ら他者の物を盗んでおきながら、攻撃こそ最大の防御という定番心理に即して、それを他者に転嫁するための言動にはすこぶる熱心である。そこまで落ちている人格の人が欠乏の泥沼から出る契機は、お釈迦様が語った「貧しき者に食を請う」という教えに触れることくらいだろうか。
【白龍さんの性質】
白龍さんは龍の中でも一番老成しているタイプ。すべてが「大丈夫」だと安心させてくれる包容力があり、器が広くおおらかです。・・・(中略)・・・。
人間で言ったら、優しくて楽しい、おじいちゃんのイメージです。(p.68)
また白龍さんは、宇宙創成時のインフレーションみたいに、緊張をゆるめてどんどんエネルギーを外へ外へと膨張させていく性質の持ち主。そのために、ものを見る時に視野を広く拡大させることも得意です。(p.69)
黒龍さんは白龍さんと反対の性質を持っている。演繹の白龍、帰納の黒龍ともいえるだろう。
スピリチュアルな分野では今、人類が次元上昇しているといわれていますが、それは人間が今の三次元の狭い世界だけじゃなくて、もっと高い次元の広い視点で物事を見られるようになるということを意味しています。
メタ認知なんていう言葉もあるように、高い視点で自分を客観的に見て、どんな状況なのかを把握するのが問題解決のカギになるんですね。
私たち自分だけの狭い世界を超えて、視野を広げ、みんなで楽に生きられる社会が作れるように、白龍さんが手助けしてくれてるんですよ。(p.69)
「視点を高くする」と言ったり、「高次元の視点」と言ったり、「観察意識をもって」と言ったり、「抽象度を上げる」と言ったり幾通りもの表現の仕方があるけれど、個人問題であれ社会問題であれ、この視点によらないかぎり根本的な問題解決にはならない。
《参照》 『空 天翔ける歓喜の弥栄』 Mana (三楽社) 《前編》
【自分を観察して知ること!】
【あなたは観察意識】
《参照》 『地球維新 天声会議 宇宙の黙示録』 監修・中今悠天 (明窓出版) 《前編》
【上位生命体に上がる】
【金龍さんの性質】
金龍さんは、スケールが大きくて、勢いがありパワフル。熱くて人情派で、せっかちでがむしゃら。行動力・実行力抜群な、完全にやる気の塊の龍です。
新しいものや面白いものを好み、今まで誰も挑戦したことのないような分野にも果敢に向かっていく勇気を持っています。・・・(中略)・・・。
その様子があまりに楽しそうなので、周りもついつられて楽しくなってしまうでしょう。その分、カラッと乾いた金属みたいに、じめじめしていたり、辛気くさかったりする雰囲気は大の苦手。龍タイプにしては珍しく、水気があるところが好きではなく、キラキラ輝く太陽が大好きです。
そんな金龍さんのエネルギーは、目まぐるしく変わる今の時代にぴったり。(p.112-113)
「水気が好きじゃない龍!」 「そんなのが、いたんだぁ!」 と思いつつも、この記述を読みながら、龍体列島・日本の国旗「日の丸」の中心は、本来「赤」ではなく「黄金」であると書かれている下記リンク内容を思い出していた。
《参照》 『皇人』 Ai (明窓出版) 《後編》
【『日の丸』と『君が代』】
日本人は、黄金民族・黄金人種にならなければいけない。
簡略に言うなら、“情熱の「赤」” をフル稼働させたうえで、“根源への愛の「黄金」” へ。
《参照》 『地球大改革と世界の盟主』 白峰由鵬 (明窓出版)
【日本人という黄金人種】
【究極的に青龍さんが目指すのは・・・】
また青龍さんは、公平性や透明性を重んじ、汚い手段を使うことが大嫌い。嘘やごまかしがはびこる世の中を正し、ちゃんと正直に真面目に生きている人にスポットを当ててくれます。・・・(中略)・・・。
究極的に青龍さんが目指すのは、人が不要なものをどんどんそぎ落していった時に、最後に残る自分の本質に気づくこと。 (p.145)
最後に残る自分の本質とは何なのか? それも書かれているけれど、真っ当なスピリチュアリストなら、同様に書いていることである。
青龍さんがスポットを当てようとしない人なら、自分の本質など思いもつかないだろう。本質からずれてい過ぎるからである。
<了>
