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 考えると左脳が起動してしまうから、どうしても物質過程の認識から出ることができなくなってしまう。だから、『考えない練習』というタイトルは、非常に興味をそそった。しかし、読んでみた結果は、イマイチというより、普通のお坊さんがさも語りそうな法話みたいな内容で、ガッカリに近い。「八正道」に則した内容なんかが書かれていたりする。2010年2月初版。

 

【考えることは人間の立派な特質か?】
 私たち人間は46時中、考えごとをしています。一般的に、考えること、思考することは人間の立派な特質であると思われているでしょうし、「人間は動物と違って考える。だから偉い」と思っている方は多いでしょう。しかし、本当にそうでしょうか。
 私はむしろ、考えるせいで、人の集中力が低下したり、イライラしたり、迷ったりしているのではないかと思っています。いわば「思考病」とでも申せましょうか。(p.14)
 左脳偏重社会になっている現代は、本来的な人間のあり方を封印しているから、イライラしやすいのは確か。
 本来の人間は、多次元世界を認識できるだけの高性能な脳機能を備えているのだけれど、そのような脳の機能をフルに発揮する鍵は「思考」ではない。思考ではなく、「感覚」なのである。
 芸術家と言われる人々は、普通の人間より、より頻繁にインスピレーションを受けているものなのだけれど、それは彼らが知性の左脳ではなく感性の右脳に委ねた生き方を実践しているからである。そのような生き方の方が非物質次元(高次元)へと繋がりやすいのである。
    《参照》   『人は、はるか銀河を越えて』 坂本政道 (講談社)
              【ガイドからのメッセージ】

 

 

【自分の心を広く見渡す能力】
 「捨てないでおいてあるもの」が増えていくと、記憶のデータベースもどんどん乱雑になっていき、覚えていられなくなるものが増えていきます。
 覚えていられない物が増えると、自分の心が今どうなっているのかを認識する能力、自分の心を広く見渡す能力、自己統御力を減らしていくことになるのです。
 それは、自分の心の中に、意識化できない情報が増えていくからです。 (p.144)
 下記リンクに、手放すことで自分の心をゼロポイント(ニュートラル状態)にできると書かれているけれど、ニュートラル状態こそが、ベストの受信状態だということを理解しておくべき。
    《参照》   『アシュタール×ひふみ神示』 宇咲愛 (ヒカルランド) 《前編》
              【手放して、魂を軽くする】
 おそらく精神世界に興味がない地球人は、「記憶は自分の脳の中に蓄えられている」と思っているだろうけれど、本当はそうではなく、「脳は外部にある情報を集めている器官に過ぎない」ことを知っておく必要がある。
    《参照》   『22を超えてゆけ』 辻麻里子 (ナチュラルスピリット)
              【脳と記憶】
 故に、自分の思いが心配事や雑念に満ちていると、脳は情報収集器官としての性能を発揮できず、外部にある情報をダイレクトに集められないのである。雑念を離れ常にゼロポイント(ニュートラル状態)であれば、歪みのない鏡面にすべての情報がクリアに映し出されるように、インスピレーションも得やすいのである。
 物質次元に活きている人類にとって、断捨離や清掃や整理整頓は、自らをゼロポイントに常駐させる上で最も基本的な方法ということになる。
    《参照》   『禅、シンプル片づけ術』 枡野俊明 (河出書房新社)
              【清掃開始】
 『考えない練習=心配事や雑念から常に離れている状態を維持する練習』によって期待できる効果とは、こう言うことだろう。

 

 

【プラセボのメカニズム】
 腕に電気刺激を与えて痛みを与えます。そこに鎮痛剤だといって偽薬を塗ると、本当に痛くなくなるんです。その時、その人にプラセボがどう効いているのかを調べてみると、延髄の中の下行性疼痛抑制系という、痛みが身体を伝わって脳にいくのをブロックするシステムが活性化していることがわかったんです。(p.205)
 これは全ての症状に関するものではなく、痛みに関するプラセボのメカニズムであって、その他もろもろの症状の場合は、このシステムでは説明できない。であるにせよ、具体的な記述なので書き出しておいた。

 

 

【「胃刈る」】
 古い言葉で「怒る」は「胃刈る」と当てます。怒ることで胃を刈るようなダメージを与えるということです。ストレスが多い現代人は、胃酸過多のせいで口臭がする方も多いのですが、自分の口の中のにおいほど自分で気づきにくいもの。(p.89)
 言霊による別表現で、適切な説明になることは少なくない。
 怒って、胃刈ると、感情的にだけではなく、口臭でも相手を不快にしているかも。

 

 

【チベット僧の瞑想】
 チベット僧の瞑想中の脳波は非常に独特なんですね。強力なガンマ波を出しているんです。 (p.218)
 通常、瞑想時の脳波はアルファ波と言われている。アルファ波はガンマ波より波長が長く、一般人でもまどろみ状態の時に現われる脳波と言われている。
 ガンマ波で本当に瞑想になっているのかどうか、かなり奇異というか訝しい感じがする。
 ガンマ波というのは一般的には何かに集中したときに出る脳波で、「何これ?」と気をとめた時に出るんですよ。集中するというのは、考えてみたら不思議なことで、世間では「集中することは良いことだ」と言われますね。でも、よく考えたら、他のものに注意を払わなくなっていることであって、生物学的には非常に奇妙な状況としか言いようがない。たとえば、野生動物が歩いていて、一ヶ所だけに集中してはダメですよね。注意はあちこちに配って散漫にしておかないと、どこから敵が近づいているかに気づけない。集中力は生命の危険ですよ。(p.218-219)
 集中の先に没頭があるはず。集中状態は「ガンマ波」で、没頭状態は「アルファ波」だろう。集中は「止」で、没頭は「観」である。
    《参照》   『決断力』 羽生善治 (角川)
              【ボーッとした空白の時間】
 下記のリンクに、武蔵に関する記述が書き出してある。
    《参照》   『運命を変える未来からの情報』 森田健  講談社 
              【外応】

 

 

 著者はお坊さんだから、他のお坊さんたちが書いた本の読書記録をリンクしておこう。
 下記リンクの、一番下に、それらがまとめてリンクされている。
    《参照》   『パパは年収60万円』 ケン井上 (KKベストブックス)

 

 

                    <了>