
日下さんらしい文章に満ちている。産業革命以降の近代経済成長の延長上に日本の未来を見ようとするのではなく、根本的な視点の転換によって「日本は輝くのだ」ということが分かりやすく記述されている。2009年12月初版。
【世界のポスト・モダンの正体は日本化である】
《参照》 『ユダヤ・キリスト教「世界支配」のカラクリ』 ベンジャミン・フルフォード&適菜収 (徳間書店)
【ニーチェはこう言っていた】
男尊女卑思想もこれによる顕著な事例なのだけれど、「レディーファースト」などという言葉を聞いて、日本人は、日本の方が男尊女卑の国だと、手前勝手な勘違いをしている。
《参照》 『不幸な少年だったトーマスが書いた本』 フース・コイヤー (あすなろ書房)
【神の名において殴る】
《参照》 『日本の個性』 八木秀次 (育鵬社) 《後編》
【「日本は男尊女卑の国である」という大誤解】
キリスト教圏において、原罪思想を侵犯する考え方はタブーである。ところが神道を基とする日本にはそのような強固なタブーは殆どない。日本のアニメが世界中に広まっているのは、そのタブーのなさ故という理由は確かにあるのである。
《参照》 『こんなにすごい日本人のちから』 日下公人 (WAC)
【日本の文化がトップなのは・・】
「近代化の後に来るのは日本化である」と日下さんは言っている。「近代の超克」を語っていた戦時中の知識人の皆さんは、よもや、こんな答えなど思いつきもしなかっただろう。
日本のインテリ層は、近代化の本家のイギリス人やフランス人が日本を褒めるのはうれしいから、それを紹介しているが、彼らが東洋礼賛をするときの深刻な心の中の亀裂についてまでは、想像力がおよばない。
それは、日本人がキリスト教を知らないことが大きい。西洋人がキリスト教離れをするにあたって、どんなに苦しんでいるかが想像できない。彼らがキリスト教離れすると、思想や社会や科学の根底に亀裂が走って、その結果は少しづつ日本に似てくる。これはこちらから見れば当然で、べつに特筆すべきことではないが、彼らにとっては受け入れ難い変化である。
しかし、そうしたことが知らず知らずのうちに世界を動かし始めた。世界は日本化を始めている。それがポスト・モダンの正体である (p.20)
「ニッポン」がそのままブランドになるのが、ポスト・モダンの時代である。(p.144)
キリスト教の総元締めは、「原罪」思想であり、欧米社会の様々な規範はすべてこの上に構築されてきた。原罪という文化的神話の上に幻想社会が構築されてきたのである。それは、日本人がキリスト教を知らないことが大きい。西洋人がキリスト教離れをするにあたって、どんなに苦しんでいるかが想像できない。彼らがキリスト教離れすると、思想や社会や科学の根底に亀裂が走って、その結果は少しづつ日本に似てくる。これはこちらから見れば当然で、べつに特筆すべきことではないが、彼らにとっては受け入れ難い変化である。
しかし、そうしたことが知らず知らずのうちに世界を動かし始めた。世界は日本化を始めている。それがポスト・モダンの正体である (p.20)
「ニッポン」がそのままブランドになるのが、ポスト・モダンの時代である。(p.144)
《参照》 『ユダヤ・キリスト教「世界支配」のカラクリ』 ベンジャミン・フルフォード&適菜収 (徳間書店)
【ニーチェはこう言っていた】
男尊女卑思想もこれによる顕著な事例なのだけれど、「レディーファースト」などという言葉を聞いて、日本人は、日本の方が男尊女卑の国だと、手前勝手な勘違いをしている。
《参照》 『不幸な少年だったトーマスが書いた本』 フース・コイヤー (あすなろ書房)
【神の名において殴る】
《参照》 『日本の個性』 八木秀次 (育鵬社) 《後編》
【「日本は男尊女卑の国である」という大誤解】
キリスト教圏において、原罪思想を侵犯する考え方はタブーである。ところが神道を基とする日本にはそのような強固なタブーは殆どない。日本のアニメが世界中に広まっているのは、そのタブーのなさ故という理由は確かにあるのである。
《参照》 『こんなにすごい日本人のちから』 日下公人 (WAC)
【日本の文化がトップなのは・・】
「近代化の後に来るのは日本化である」と日下さんは言っている。「近代の超克」を語っていた戦時中の知識人の皆さんは、よもや、こんな答えなど思いつきもしなかっただろう。
【欧米における脱キリスト教化の進展】
《参照》 『富の王国』 池内紀 (東洋経済新報社) 《前編》
【貴族院議員】
《参照》 『大英帝国の異端児たち』 越智道雄 (日本経済新聞社)
【ディズレリーのルーツ】
これらの過去の事例から見ても、欧米圏における今日の宗教的権威の後退は明々白々である。
EUは、多量のイスラム教徒の流入によって文化的な危機感を持っているようだけれど、インターネット環境に慣れ親しむにつれて日本のマンガに感化されるであろうイスラム教徒が、脱イスラム教化しなとも限らない。
中東のイスラム圏では既に、熱狂的に「おしん」が鑑賞されているから、日本化の洗礼は既に受けている。
《参照》 『望遠ニッポン見聞録』 ヤマザキマリ (幻冬舎) 《前編》
【おしん】
イギリスにもアラブ人の移民や出稼ぎがたくさん入っている。モスリムの教会ができ、そこに参列する人の数は英国国教会の信者が教会に参列する数よりも多くなっている。
もちろん名簿の上では、イギリス国教会の信者の方が多いが、彼らは日曜の朝、教会へあまり真面目にいかないようである。
こうしてキリスト教圏の欧米でも、足元から脱キリスト教が進んでいる。
イングランドにおいて、英国国教会の権威は強烈だった。キリスト教徒でないと、政治や経済や学術において十全な活躍ができなかった。ロスチャイルド家にしてもディズレリーにしてもそうだったのだし、王立協会の会長になったニュートンでさえも、宣誓に関してひと悶着をおこしていたのである。もちろん名簿の上では、イギリス国教会の信者の方が多いが、彼らは日曜の朝、教会へあまり真面目にいかないようである。
こうしてキリスト教圏の欧米でも、足元から脱キリスト教が進んでいる。
《参照》 『富の王国』 池内紀 (東洋経済新報社) 《前編》
【貴族院議員】
《参照》 『大英帝国の異端児たち』 越智道雄 (日本経済新聞社)
【ディズレリーのルーツ】
これらの過去の事例から見ても、欧米圏における今日の宗教的権威の後退は明々白々である。
EUは、多量のイスラム教徒の流入によって文化的な危機感を持っているようだけれど、インターネット環境に慣れ親しむにつれて日本のマンガに感化されるであろうイスラム教徒が、脱イスラム教化しなとも限らない。
中東のイスラム圏では既に、熱狂的に「おしん」が鑑賞されているから、日本化の洗礼は既に受けている。
《参照》 『望遠ニッポン見聞録』 ヤマザキマリ (幻冬舎) 《前編》
【おしん】
【「邪魔くさい」という尊い精神】
世界で最も速やかにより高度でより高品質な近代化を成し遂げた日本人であるけれど、日本人の心は実はポスト近代化のステージでこそ最適なのだ、という記述は、一瞬「ええっ?!」と思うだろう。でも、日本人ならやはり納得できるのである。
ついでに、こんなチャンちゃんのブログ自体も「邪魔くさい」ものなのだけれど、一端は積み上げないと「邪魔くさい」ことに気づけないのが人間の愚かな性というものだから、あえて「邪魔くさい」ものをタラタラと書いているのです。
「柳は緑、花は紅」について、不明な方は下記のリンクを。
《参照》 日本文化講座 ⑥ 【 茶道 】
【茶道はここから始まった】
「邪魔くさい」という精神は尊い精神である。「もっと邪魔くさがれ」ということになる。これは健全なる庶民の感覚であろう。近代は進歩せよ、向上せよ、努力せよ、もっと頭をつかえ、もっと豊かになれ、という時代だが、その結果については何もいっていない。不合理だった中世の時代からの脱出だけが願いの人たちが考えたことである。あるいは、中世を不合理と感じた人たちが考えたことである。
それを日本人は心得ているから、植民地化を免れるための富国強兵はしたが、それ以上の努力はしない。すぐに「柳は緑、花は紅」にもどってしまう。いまも同じである。日本人は伝統的に、このような精神を受け継いできている。
ということで、日本人の心は近代化の推進よりポスト近代化の時代にマッチしている。(p.32)
こういうのが、まさに「日下節」の典型であって、多くの読者を惹きつけている理由だろう。それを日本人は心得ているから、植民地化を免れるための富国強兵はしたが、それ以上の努力はしない。すぐに「柳は緑、花は紅」にもどってしまう。いまも同じである。日本人は伝統的に、このような精神を受け継いできている。
ということで、日本人の心は近代化の推進よりポスト近代化の時代にマッチしている。(p.32)
世界で最も速やかにより高度でより高品質な近代化を成し遂げた日本人であるけれど、日本人の心は実はポスト近代化のステージでこそ最適なのだ、という記述は、一瞬「ええっ?!」と思うだろう。でも、日本人ならやはり納得できるのである。
ついでに、こんなチャンちゃんのブログ自体も「邪魔くさい」ものなのだけれど、一端は積み上げないと「邪魔くさい」ことに気づけないのが人間の愚かな性というものだから、あえて「邪魔くさい」ものをタラタラと書いているのです。
「柳は緑、花は紅」について、不明な方は下記のリンクを。
《参照》 日本文化講座 ⑥ 【 茶道 】
【茶道はここから始まった】
【全部そろっている国は日本しかない】
積み重なった歴史を持たない国は、一貫したモラルが維持できていないから必然的に平気で無礼な行動に出るものである。中国や韓国が国際サッカー試合で露骨に演じてきた暴力プレーが、You-Tubeにアップされ永遠に証拠が残されているから、両国は末永く世界の伝統ある国々から信用されなくなるだろう。
アメリカには長らく奴隷制があった。ギリシャ・ローマの文明は奴隷制のうえにたっていたからに違いない。ヨーロッパ諸国は「脱ローマ」の過程で奴隷制を廃止して農奴制になり、また自営農民をつくったが、アメリカにはその歴史がない。などなど、アメリカは古代のうえに突如近代を継ぎ足したような珍しい国で、その点は中国とよく似ている。・・・中略・・・。
世界の国は大体が三階建てか四階建てで、古代・中世・近代と現代が積みあがっているが、なかにはどれかが欠落した国がある。いや、ほとんどの国は欠落だらけで全部そろっている国は日本しかない。それを書けば、面白くて大分な本になるが、そういう基礎知識を持ったうえでこれからの国際関係や同盟づくりを考えてもらいたいものである。(p.34)
日本以外でキチンとした歴史の層・厚みを持っているのは西欧くらい。だから、この点で近しい西欧諸国は日本に対して一目置いているけれど、絶えざる荒廃の歴史をくり返してきただけの中国や韓国は、露骨に日本を軽んずるのである。世界の国は大体が三階建てか四階建てで、古代・中世・近代と現代が積みあがっているが、なかにはどれかが欠落した国がある。いや、ほとんどの国は欠落だらけで全部そろっている国は日本しかない。それを書けば、面白くて大分な本になるが、そういう基礎知識を持ったうえでこれからの国際関係や同盟づくりを考えてもらいたいものである。(p.34)
積み重なった歴史を持たない国は、一貫したモラルが維持できていないから必然的に平気で無礼な行動に出るものである。中国や韓国が国際サッカー試合で露骨に演じてきた暴力プレーが、You-Tubeにアップされ永遠に証拠が残されているから、両国は末永く世界の伝統ある国々から信用されなくなるだろう。
【多様性がないからである】
【多様性こそ力である。多様性VS一元性 韓国に附ける薬は?】
なぜ中世を経ないでいきなり近代化すると危ないかといえば、歴史の経過の中で育った多様性がないからである。
生物進化の法則では、サルはサルでもいろいろなサルがいたほうが、サルという種が絶滅しにくいといわれるが、そのようなバラエティを用意しているほうがいいのである。(p.45-46)
《参照》 『海馬 脳はつかれない』 糸井重里・池谷裕二 (朝日出版社)生物進化の法則では、サルはサルでもいろいろなサルがいたほうが、サルという種が絶滅しにくいといわれるが、そのようなバラエティを用意しているほうがいいのである。(p.45-46)
【多様性こそ力である。多様性VS一元性 韓国に附ける薬は?】
《中編》 へ