
『天皇祭祀を司っていた伯家神道』 と同じような内容だけれど、この本の方が少し専門的であり、文中に掲載されている図表などを丁寧に見たら、言霊の深遠さが垣間見えてくるだろう。2010年7月初版。
【清音】
外国語と比較したときには、母音や子音に濁った響きのないことにも気づかされる。五十音のことを清音と呼ぶが、まさにその名の通り、清い響きがそこには感じられるはずだ。
「母音がきれいに分けられているのが古代から伝わる言語の特徴です。日本語のようにはっきりとした母音を持っている言語 ―― 古代ポリネシア語、レプチャ語など ―― は、1万年を越えて今なお原形をとどめる数少ない言語だと言えるでしょう」
そう語るのは七沢研究所代表の七沢賢治氏。 (p.2)
日本語の響きは、圧倒的に清らかである。それを認識したいなら、チームがそれぞれの言語で作戦を相談し合っている声が採音されている、カーリング国際大会のテレビ中継を見てみるといい。日本語は母性的で優しく綺麗な響きをしている。「母音がきれいに分けられているのが古代から伝わる言語の特徴です。日本語のようにはっきりとした母音を持っている言語 ―― 古代ポリネシア語、レプチャ語など ―― は、1万年を越えて今なお原形をとどめる数少ない言語だと言えるでしょう」
そう語るのは七沢研究所代表の七沢賢治氏。 (p.2)
【子音と母音】
母音と子音の音の特性が記述されている。
このことを念頭に置くと、世界中の言語が日本列島に吹き溜まりハイブリッド化した結果、秩序だった日本語になったと言うより、元々高度に完成されていた日本語が世界に拡散する過程で、階層性・整合性が失われながら奇形化・特殊化して行ったと考えることもできる。
言霊上の母音・父音・子音については、下記リンクのコメントに
《参照》 『純神道入門』 坂口光男 (東明社)
【サ音の秘め事】
母音と子音の音の特性が記述されている。
「言語は、食べ物などを捕獲し採集するためのコミュニケーションから発達したと考えられています。狩猟民は獲物に気付かれないように会話するために子音が発達する一方で、漁労民は海岸や広い海の上で遠くまで聞こえるように母音が発達します。そうした異なった言語文化を持つ民族がユーラシア大陸の東端にある島国にたどり着き、一つの民族として融合する過程で形成されていったのが日本語です。(p.28)
母音と父韻を組み合わせて子音が構成されるけれど、日本語の50音をアルファベットで(つまりローマ字)表記して見ると、整然とした秩序を構成しているのが分かる。世界中の言語でこのような整合性のある表になる言語はないらしい。このことこそが日本語の言霊の神秘性を示している。日本語は、高度な階層性・整合性を持っているのである。見事に秩序だった波動特性を持っているということである。このことを念頭に置くと、世界中の言語が日本列島に吹き溜まりハイブリッド化した結果、秩序だった日本語になったと言うより、元々高度に完成されていた日本語が世界に拡散する過程で、階層性・整合性が失われながら奇形化・特殊化して行ったと考えることもできる。
言霊上の母音・父音・子音については、下記リンクのコメントに
《参照》 『純神道入門』 坂口光男 (東明社)
【サ音の秘め事】
【DNAに働きかける日本語】
【日本語を死守する】
さらに七沢氏は、50音から母音を除き、「ん」を加えた46音についても独自の見解を持つ。
「46という数が染色体の23対の倍の数と一致しているという事実は大変興味深いものです。私はこのことから、小笠原先生がよく『染色体の振動を増幅したら、きっと50音になる』とおっしゃっていたことを思い出します。そして、日本語には染色体を構成するDNAに働きかける言語エネルギーのようなものが備わっているのではないかとも考えています」(p.46)
《参照》 『日ユ同祖論とミロクの世の真実』 船井幸雄・飛鳥昭雄 (学研) 《後編》「46という数が染色体の23対の倍の数と一致しているという事実は大変興味深いものです。私はこのことから、小笠原先生がよく『染色体の振動を増幅したら、きっと50音になる』とおっしゃっていたことを思い出します。そして、日本語には染色体を構成するDNAに働きかける言語エネルギーのようなものが備わっているのではないかとも考えています」(p.46)
【日本語を死守する】
【『古事記』に関して】
『古事記』の創世神話の部分には、造化三神が登場するけれど、これに関して、
「ウ」から「ア」と「ワ」の二つが生じたと言っている。
「ウ」は渦(うず=スピン)である。
《参照》 『ガイアの法則[Ⅱ]』 千賀一生 (ヒカルランド) 《前編》
【日本人の意識にある2つの円的シンボリズム】
七沢氏は『古事記』に関して、それが言霊の奥義を記したある種の暗号文書のようなものであるとしている。(p.48-49)
歴史学者は字面を追うだけの人々だから、『古事記』を歴史書としての文献的解釈しかできないけれど、シャーマン的能力を持つ人々は、まったく違った見方をしている。『古事記』の創世神話の部分には、造化三神が登場するけれど、これに関して、
小笠原氏の著書『言霊百神』では、ここに描かれる神々の誕生を言葉の誕生として捉え、次のように解釈する。
(言霊百神注釈)
天之御中主神ウは渾然たる一者であるが、この一者から初めて天地が剖判(ほうはん)を開始する。天地が剖(わ)かれてアとワに対立すると云うことは、吾と我(汝)の二つに剖れると云うことである。(中略)始め宇宙が剖判すると高御産巣日神(アオウエ・イ)、次に神産巣日神(ワヲウヱ・ヰ)に分かれる。(p.50-51)
高御産巣日神(アオウエ・イ)は母音、神産巣日神(ワヲウヱ・ヰ)は半母音である。(言霊百神注釈)
天之御中主神ウは渾然たる一者であるが、この一者から初めて天地が剖判(ほうはん)を開始する。天地が剖(わ)かれてアとワに対立すると云うことは、吾と我(汝)の二つに剖れると云うことである。(中略)始め宇宙が剖判すると高御産巣日神(アオウエ・イ)、次に神産巣日神(ワヲウヱ・ヰ)に分かれる。(p.50-51)
「ウ」から「ア」と「ワ」の二つが生じたと言っている。
「ウ」は渦(うず=スピン)である。
《参照》 『ガイアの法則[Ⅱ]』 千賀一生 (ヒカルランド) 《前編》
【日本人の意識にある2つの円的シンボリズム】
【量子論の世界像と言霊学の世界像】
「対称性の自発的な破れ」の研究に関わった日本人科学者3人(南部先生・益川先生・小林先生)にノーベル物理学賞(2008年)が与えられたけど、この量子論の世界像と言霊学の世界像は、類似している。
【CP対称性の破れ】
「対称性の自発的な破れ」の研究に関わった日本人科学者3人(南部先生・益川先生・小林先生)にノーベル物理学賞(2008年)が与えられたけど、この量子論の世界像と言霊学の世界像は、類似している。
量子論に示される世界像と言霊学の世界像との類似に注目すると、神世七代までの神々は皆、母音・半母音に対応している。母音は生命力そのものを表すが形を持たないため、物質的な顕現を見ることができない。しかし、そこに父韻が関与すると子音が生まれ、物質宇宙の創造を見ることになる。
すなわち、天之御中主神「ウ」を中心に対称性の保たれた母音・半母音の世界に父韻が破れを生じさせることで、世界は生まれたのである。
そのような「対称性の自発的な破れ」による創造原理を体系化したものが、『古事記』であり、50音であると思われる。(p.125)
《参照》 『名古屋 ノーベル賞物語』 社会部編集 中日新聞社すなわち、天之御中主神「ウ」を中心に対称性の保たれた母音・半母音の世界に父韻が破れを生じさせることで、世界は生まれたのである。
そのような「対称性の自発的な破れ」による創造原理を体系化したものが、『古事記』であり、50音であると思われる。(p.125)
【CP対称性の破れ】
【量子場脳理論と言霊学】
哲学者のミゲル・デ・ウナムーノは、心は記憶の上にのみ存在し、記憶によってのみ存在していると洞察したが、まさにそれが量子場脳理論の結論であった。
・・・(中略)・・・
普通、私たちは、「こころ」がまずあって、そこから言葉が生まれると考えるわけだが、言霊学においては、まず天津神としての言霊があり、そこから「こころ」が生まれてくると考える。それは、量子場脳理論の説くところと通じる考え方だと言えるだろう。(p.146-147)
・・・(中略)・・・
普通、私たちは、「こころ」がまずあって、そこから言葉が生まれると考えるわけだが、言霊学においては、まず天津神としての言霊があり、そこから「こころ」が生まれてくると考える。それは、量子場脳理論の説くところと通じる考え方だと言えるだろう。(p.146-147)
【精魂(くわしみたま)】
伯家神道独自の概念である精魂について、
伯家神道独自の概念である精魂について、
「精魂は明治以前は泥魂(ぬるみたま)とも呼ばれていました。生命が泥から生まれて泥へ帰るということを考えれば、その重要性は明白です。泥は統合する働きであり、昔は統合、統治する働きは天皇だけのものであったから、これを抜いて四魂としたのでしょう。天皇を『スメラミコト』と呼んだのは、その存在は『統べるミコト』であったからです。
おそらく、泥魂は隠されたわけではなく、民に使えなかったから知らされなかったのでしょう。一方、天皇には統合する魂としての泥魂がしっかりと教えられた。つまり、泥(土と水)と一つになるということです。天皇が儀礼として『お田植え』するのはそれを象徴しているのです」 (p.108-109)
おそらく、泥魂は隠されたわけではなく、民に使えなかったから知らされなかったのでしょう。一方、天皇には統合する魂としての泥魂がしっかりと教えられた。つまり、泥(土と水)と一つになるということです。天皇が儀礼として『お田植え』するのはそれを象徴しているのです」 (p.108-109)
【神人合一】
日本の伝統芸能には、「神を行ずる」という表現があるけれど、日本においては古代から、神様と人は一体になるべきものという思想が普通だったからだろう。
「結局、一人一人が神となるしかない。もともと、そういう存在としてあるのが人間であり、人間とは創造主の仮の宿です。だからこそ自分自身で神をつかまないと信仰になってしまう。拝んではいけない。神にすがりつくのではなく、決意表明をして、神の働きの一つとなるためにご加勢くださいという姿勢が大事です」(p.112)
本来の神道を踏襲している人々なら「神人合一」を目指しているはず。日本の伝統芸能には、「神を行ずる」という表現があるけれど、日本においては古代から、神様と人は一体になるべきものという思想が普通だったからだろう。
【神道の研究を勧めたインドのマハリシ】
意識の研究者である椙村教授によって書かれた寄稿文の一部
《参照》 『前世療法』 ブライアン・L・ワイス (PHP)
【精神世界の中心は】
日本は最も玄妙な波動が下りている国である。
言霊学が科学的な奥深さをもつように、日本は、宗教のみならず文化や科学においても、最後の一厘を秘めている国である。世界を善化する上で必要なもろもろのエッセンスの多くは、日本から世界へ供給されることだろう。
《参照》 『大創運』 深見東州 (たちばな出版) 《後編》
【日本神霊界】
意識の研究者である椙村教授によって書かれた寄稿文の一部
かつてTM(超越瞑想)の研究に出向いたはずの私にあえて神道の研究を勧めたインドのマハリシは、“言霊の幸ふ国”日本に生まれた私が高天原という涅槃の境地に至る道は、決して他の道ではなく、伯家神道の「おみち」そのものであることをすでに予見していたのではないかということです。(p.243)
わざわざインドに行って、日本にもっと素晴らしいものがあることを教えられた日本人って少なくない。《参照》 『前世療法』 ブライアン・L・ワイス (PHP)
【精神世界の中心は】
日本は最も玄妙な波動が下りている国である。
言霊学が科学的な奥深さをもつように、日本は、宗教のみならず文化や科学においても、最後の一厘を秘めている国である。世界を善化する上で必要なもろもろのエッセンスの多くは、日本から世界へ供給されることだろう。
《参照》 『大創運』 深見東州 (たちばな出版) 《後編》
【日本神霊界】
<了>