休日の朝、ベランダで洗濯物を干していたときです。
「やればできる、100回跳ぶ!」
という幼い声が隣の公園から聞こえてきました。
声の感じからして、小学校の低学年くらい。
ぼそぼそと低い声も聞こえるので、
どうやらお父さんと縄跳びの練習をしているもよう。
あら~、「やればできる」という
成功体験をお子さんに積ませるため、
縄跳びの練習をしているのね^^
と、ほほえましく思っていたのです。
はじめは(笑)
「やればできる、100回跳ぶ!」
しばらく経って、
「やればできる、100回跳ぶ!」。
ガンバレ!とはじめは心の中で応援していたのですが・・・
30回くらい、よく響くその声が繰り返されると、
だんだん「ちょっとやかましいな」と
思い始めてきたのです。
私も忍耐力がないですねf^^;
それが50回を超える頃には、
「いつ終わるの~~~」と、
公園のほうを見てみると、
木々の隙間から、
ぴょこんぴょこんと跳んでいる姿が見えました。
けれど、4回も跳ぶと引っかかっている様子。
おそらく子供だから体力がないので、
疲れてもきているのでしょう。
素人でも分かる、
「これは100回も跳べない」f^^;
けれどお父さんは、
ここでやめたら
「やってもできない」
という体験になってしまうから
終わらせないのでしょうか。
それだったら、
「最初は10回にしてクリアさせて、
だんだん数を増やした方が」、
などと人様のことに勝手にヤキモキする始末(笑)
スポーツや勉強などに、
「根性論」というのがあります。
やればできる。
できないのは根性がないから。
少年漫画とかを見ると、
主人公がけっこうキツめの練習や試練をクリアして、
ものすごく強くなっちゃったりするので、
「スゴイ負荷をかければ、
自分もスゴくなっちゃうんじゃ」
と思うかもしれませんが、
現実だとそうはいかないんですよねf^^;
ただ、段階を踏んでいけば、
できないことができるようになります。
もうひと頑張りすれば、
手が届くこともあります。
だからこその
「やればできる」
「根性を出せ」
なのでしょう。
でもこの三次元では、
「時間」が必要です。
ド素人が、次の瞬間に
「世界の歌姫」レベルの歌唱力を
身につけることはありません。
「ハワイに行きたい」という願いが、
福引が当たってその日のうちに叶う、
ということはあっても、
スキルレベルの願いには「時間」が要るのです。
だからSNSやニュースを見て
「あの人みたいになりたいな」
と思ってやっても、
最初はうまくいかなくて当然なんですね。
もちろん、今の時代は
「バズる」ことで一気に注目されるという、
時間をすっ飛ばせることもありますが、
確率はわずかです。
いつの間にか
「やればできる、100回跳ぶ!」
の声が終わっていました。
今日は100回跳べなかったでしょう。
でも体力がつき、成長したら、
近い将来、必ず100回跳べるはずです。
いきなりスゴイことをしようとするのは、
「4回しか跳べないのに、100回を目指すようなもの」。
そう考えたら、うまくいかなくて当然です。
上を見過ぎず、奇跡を期待しすぎず、
着実にやればいい。
そんな大切さを教えてもらいました^^
