国立新美術館やサントリー美術館、
21_21DESIGN SIGHTを訪れる際に、お世話になっている乃木坂駅。
かつてそのほど近くに、“乃木将軍”こと、
日露戦争の英雄・乃木希典が住んでいました。
明治35年に乃木希典自らが設計した邸宅は今なお、ひっそりと残っています。
こちらの内部は、1年のうち何回か公開の機会があるそうです。
しかし、基本的に普段は、内部の見学は、
周囲に設置された見学路からのみとなっています。
なお、乃木将軍といえば、明治天皇の大喪(葬儀)の日に、
その崩御を悼み、妻と共に自決したことでも知られています。
観たい観たいくないは別として、
見学路からは、その部屋も観ることができますよ。
なお、乃木将軍は、大の馬好きでもあったそうで、
邸宅の向かいには、やはり設計から関わったフランス風の馬舎もあります。
邸宅だった部分に隣接する形で、ベンチのあるスペースがあるのですが、
そちらでひと際異彩を放っているのが中央に設置されたこちらの彫刻作品。
一見すると、真っ黒い大きな鉄の塊なのかと思いきや、
近づいて観てみると、意外とカラフルであることに気づかされます。
しかも、その正体は束ねられた無数のステンレスパイプでした。
個人的に、より惹かれた作品がありました。
続・無料で観れる美術百選083
津久井利彰《樹に染まり》
ステンレスパイプと樹木が、一体となっています。
特に調和はしていないような。
いや、しているような?
やっぱり、調和していないような気もします。
ちなみに。
乃木坂駅の由来となっている乃木公園に隣接する乃木坂ですが、
江戸時代には薄暗い場所だったため、「幽霊坂」と呼ばれていたそう。
乃木将軍の殉死を悼んで、大正元年に、
当時の赤坂区議会が「乃木坂」への改名を議決したそうです。
もし、乃木将軍がこの場所で人生をサヨナラしていなかったら、
乃木公園だけでなく、乃木坂という名称も生まれていなかったでしょう。
ということは、乃木坂46というアイドルグループも誕生していなかったかも。
“サヨナラの意味”について考えさせられました。<無料で観れる美術 データ>
乃木公園
住所:東京都港区赤坂8-11-32
アクセス:○千代田線「乃木坂駅」徒歩1分
○日比谷線「六本木駅」徒歩8分
○大江戸線「六本木」駅徒歩6分
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