リサ・ラーソンの作り方 展 | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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2024年に惜しまれつつ、94歳でこの世を去った、

スウェーデンを代表する陶芸家、リサ・ラーソン(1931~2024)

日本と相思相愛な関係にあったため、

生前に日本で幾度となく彼女の展覧会が開催されてきました。

現在、立川にあるPLAY!MUSEUMでは、

それらとは一味異なるリサ・ラーソン展が開催されています。

その名も、“リサ・ラーソンの作り方 展”です。

 

リサ・ラーソンの作り方展:マイキーや陶器の紹介

(注:展示室内は一部撮影可。写真撮影は、特別に許可を得ております。)

 

 

本展は、3部で構成されています。

まず第1部は、『リサ・ラーソンのものづくりを「見る」・「知る」』です。

リサ・ラーソンのものづくりの秘密を知るべく、

例えば、彼女が制作で使っていた道具の数々が紹介されていました。

 

 

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ちなみに、奥に見えるのは、剣道の練習着。

なんとリサはこの練習着を制作時に好んで着ていたそうです。

 

他にも、リサが制作した原型モデルや、

 

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リサの手によるスケッチなども紹介されています。

 

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これらはすべて本物。

本展のために、スウェーデンから来日したものです。

 

さて、もしリサ・ラーソンの名前を知らずとも、

彼女が生み出したキャラクターは一度は目にしたことがあるはず。

そう、赤と白のしましま猫“マイキー”です。

 

リサ・ラーソンのマイキー、リサ猫、ピン太のスケッチ

 

 

本展にはもちろん、マイキーがいっぱい!

これまでに作られたマイキーに関するアイテム(のごく一部)や、

マイキーのアイデアのもとになったかもしれない貴重なスケッチも展示されています。

 

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リサ・ラーソン制作資料と型

 

 

その可愛すぎない絶妙な可愛さに、

マイキーファンならずとも、心を奪われることでしょう。

 

なお、マイキーの人気があまりにも高いため、

リサをイラストレーターと思っている日本人が多いですが、

あくまで彼女の本業は、陶芸家です。

本展では彼女がスウェーデンの陶磁器メーカー、

グスタフスベリ社の専属デザイナーだった時代に、

デザインした陶芸の数々も紹介されています。

それらの中には、猫だけでなく。

 

リサラーソンの陶器の猫、マイキー3種類

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カンガルーもいました。

 

リサ・ラーソン作 陶器のカンガルー親子

 

 

さらには、こんなカップルも。

 

リサ・ラーソン《社会討論》陶器の展示

 

 

リサは結婚式の贈り物用に、男性が女性を持ち上げる陶器を試作したそう。

しかし、重みに耐えきれず壊れてしまいます。

そこで、男女を入れ替えたデザインのアイテムとなりました。

なお、こちらの商品名は、《社会討論》

ウーマン・リブ運動が盛り上がっていたこともあり、大きな話題を集めたそうです。

 

 

さて、第2部は『私だけのリサ・ラーソンを「作る」』。

 

リサ・ラーソン展の展示風景

 

 

こちらの大空間の片側の壁一面には、益子焼や萩焼など、

日本全国の窯元が作った陶器のマイキーたちが飾られています。

 

リサ・ラーソン陶器の猫たち
リサラーソン 陶器の猫4体

 

 

さらに、ワークショップ(有料・数量限定の事前予約制)で、

模様付けされたマイキーたちも飾られていました。

 

リサ・ラーソン展、作品展示の様子

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その対面の壁にびっしりと貼られていたのは、

色とりどり、模様もとりどりの個性豊かなマイキーたち。

 

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リサ・ラーソン展のカラフルな猫のイラスト

 

 

こちらは来場者が誰でも無料で楽しめる、

「マイキーのぬりえ」というワークショップで作られたもの。

 

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僕が訪れた時点で、すでにこれほどの数の“MYマイキー”があることに驚き!

しかも、どれもアイデアが被ってないことに、もう一つ驚きました。

ちなみに、数あるオリジナルマイキーの中には、

あの国民的アニメをオマージュしたと思われるものも。

 

リサラーソンのカラフルな猫イラストステッカー
 
 
耳の部分を切り取っていることからして、確信犯です(笑)。

 

 

さて、展覧会のラストを締めくくる第3部は、「リサ・ラーソンのゆくえ」。

リサが生まれ育ったスウェーデンは、

世界に先駆けて環境問題に取り組んできた国です。

リサ一家も、サスティナブルな暮らしを大切にしていたそうです。

ところで、土から生まれた陶器は、自然には分解されません。

だから、1万年以上も前の土器が今もそのままの形で残っているわけで。

では、陶器が壊れてしまった場合、どうしたらいいのでしょう?

本展では、欠片をアクセサリーに生まれ変わらせる、

金継ぎをしてリメイクする、などさまざまなアイディアが提案されていました。

 

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リサ・ラーソンの鳥モチーフネックレス

 

 

ちなみに。

しっぽの部分が欠けた猫の作品を、

リサ自身は、このようにリユースしていたようです。

 

リサ・ラーソン作 筆立て猫 展覧会

 

 

むしろこっちのほうが可愛い説すらあります(笑)

 

 

 

 

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