今年9月1日。
東京・芝浦エリアに新たな複合施設がオープンしました。
その名は、BLUE FRONT SHIBAURA。
世界的建築家・槇文彦さんによる設計で、
コンセプトは、「TOKYO&NATURE」とのことです。
そんなBLUE FRONT SHIBAURAの館内には、
人と人、人と自然、人とまちと建築とを繋ぐべく、
いくつかのパブリックアートが設置されています。
例えば、こちらは鈴木康広さんによる新作。
タイトルは、《無限大をひらく》です。
その名の通り、ファスナーが2つの無限大(∞)マークを形作っています。
さらに、よくよく観てみると・・・・・
ファスナーの1つ1つのパーツが、微妙に形が異なっていました。
先端が丸っぽいのは、人のシルエットを、
先端が角ばっているのは、建物の形を表しているそう。
つまり、連続しているパーツは人から建物へ、
あるいは、建物から人へと姿が徐々に姿を変えているわけです。
まさに、人とまちと建築とを繋ぐ作品です。
また例えば、こちらは韓国出身のアーティスト、
ベ・セファによる日本では初となるパブリックアート。
《Meditative Garden》です。
一見すると、シンプルな印象ですが、
しばらく観ていると、実は複雑な形態であることがわかってきます。
この独創的で有機的なフォルムは、作者のベ・セファが、
すぐそばの旧芝離宮恩賜庭園を散歩した際にインスピレーションを得たものなのだとか。
ちなみに。
こちらの《Meditative Garden》は、
作品でありながら、家具でもあるそうで。
実際に座ることが可能となっています。
見た目の美しさとは裏腹に、
座るところによっては、座り心地はそうでもなかったですが(笑)。
《Meditative Garden》から眺める東京モノレールは、格別でした。
さて、そんなBLUE FRONT SHIBAURAの数あるアートの中で、
個人的にイチオシなのは、オフィスの受付に設置されたこちらの作品です。
続・無料で観れる美術百選071
フランシス真悟《Ring of Light》
作者は、昨年に茅ケ崎市美術館にて大規模な個展が開催された、
ロサンゼルスと鎌倉を拠点に活動する国際的な美術家、フランシス真悟さんです。
彼は近年、光干渉顔料という特殊な顔料で描く、
「Interference」シリーズに取り組んでいます。
本作もその流れで制作されたもの。
四角い画面に正円が一つ描かれただけの、
超シンプルな作品に思えるかもしれませんが、
観る角度によって、その表情が大きく変化します。
なお、光の当たり方によっても表情が変わるので、
天候や季節が変われば、またガラッと雰囲気が変わることでしょう。
それを確認したいがために、早くもBLUE FRONT SHIBAURAを再訪したくなっています。
なんなら定点観測しようかしら。
ちなみに。
作者のフランシス真悟さんも、自身の作品が季節によって、
どのように見え方が変化するのか、何度も訪れる予定だそうです。
もし、この作品の近くでうろうろしている人を見かけたら、どちらかである可能性は高いです。
わたしか真悟。
<無料で観れる美術 データ>
BLUE FRONT SHIBAURA
住所:東京都港区芝浦1-1-1
アクセス:○JR・東京モノレール「浜松町駅」より徒歩約6分
○都営線「大門駅」より徒歩約11分
○ゆりかもめ「日の出駅」より徒歩約7分









