
「『グラップラー刃牙』 の作者 (=板垣恵介) !」 と答えた方、違います。
正解は、ハンガリー出身の芸術家モホイ=ナジ・ラースロー (1895~1946) です。
“アートとテクノロジーの融合” を目指して、
様々な実験を繰り返し、新たな芸術価値の創造に挑み続けたアーティスト。
その探究心と多彩な仕事ぶりから、
『20世紀のレオナルド・ダ・ヴィンチ』
とまで称えられています。
そんな彼の、意外にも、日本で初となる回顧展が、
DIC川村記念美術館で開催中の…

“視覚の実験室 モホイ=ナジ/イン・モーション” 。
遺族が所蔵する貴重な初公開作品を含む約270点のモホイ=ナジ作品が紹介されています。
12月11まで。
さすが、20世紀のレオナルド。
展示されている作品のジャンルは、実に多岐にわたっています。
具体絵画 (《風景(オーブダの造船場の橋)》) あり、

抽象画 (《スペース・モデュレータ CH 1》) あり、

写真作品 (《どのようにして私は若く美しいままでいられるか?》) あり、

雑誌の表紙デザイン (《雑誌 『 ディー・ノイエ・リーニエ 』 表紙デザイン》) あり。

ただ、そのどれも、まぁ、グッと来るほどのものは無し (笑)
「どれも、そこそこにいいんだけどねぇ…」 という感じでした。
(注:これは、あくまで僕の個人的な感想です)

ただ、彼の代表作の一つでもあり、
キネティック彫刻 (=動く彫刻) の記念碑的作品 《ライト・スペース・モデュレータ》 は、一見の価値アリ!

会場には、このレプリカが展示されていて、
開館時間中、30分毎に約2分間稼働するようになっています。
マシーン感 (?) 溢れる見た目とは反対に、わりと地味目な動きをします。
そのギャップと、周囲の壁に映る作品のシルエットが、僕の心を捉えました。
何となく、ボーっと見ていたくなる作品。
それから、もう一点。
絶対に見逃してはいけないのが、モホイ=ナジの映画作品コーナー。
全部で6作品がループ再生されています。
実は、普段なら、こうした映像作品をスルーしてしまうのですが、
作品リストの中に一つ、めちゃめちゃ気になる映画のタイトルを発見!

その名も、 『ロブスターの一生』
『嫌われ松子の一生』 なら観たことがありますが、
『ロブスターの一生』 は、観たことがありません!
“この映画は、本当にロブスターの一生を描いた映画なのだろうか?それとも、何かの比喩??”
興味津々で、映画の上映時間を待ちました。
そして、始まったその映画は、、、
本当にロブスターの一生を描いた映画でした (笑)!!

ロブスター同士の喧嘩とか、
ロブスターの脱皮とか、ロブスター漁の工夫とか苦労とか。
ロブスターにまつわる16分のドキュメンタリー映画 (意外と短い!)
無駄に (?) アーティスティックに撮っているので、
ドキュメンタリーとしては、観づらいのが、やや難ありでした (笑)
(深い意味はないですが、レッド・ロブスターのCM曲)
ちなみに、帰りに、ミュージアムショップで、
『ロブスターの一生』 のDVDを発見したので、値段を見てみると・・・
9990円

16分の内容で、9990円。
DVDボックスでも何でもないのに、9990円。
こんなに高いとは、衝撃も衝撃です。
『ロブスターの一生』 を観るだけで、美術展の入場料1200円は十分に元が取れます (笑)
美術ブログランキングにご協力をお願いします