今回は、さらに、行く難易度 (?) が高い美術館をご紹介。
土日しか開いていない美術館です。
と言っても、土日館という名前ではありません (笑)
それは、ヨコハマポート地区にある宮川香山 眞葛ミュージアム。

“超絶技巧” と “魔術のごとき色彩の美しさ” を堪能できる陶芸家・宮川香山の美術館です。
(言い回しは、HPより抜粋)

何を隠そう (←隠す必要は全くなし) 、僕は、宮川香山の大大大ファン!
いつぞやの横浜美術館での “大・開港展” で、彼の代表作 《渡蟹水盤》 や、

超絶的に可愛い 《高浮彫牡丹ニ眠猫覚醒蓋付水指》

…を目にして以来、すっかり虜に。
正直なところ、あまり陶芸という分野に興味は無かったのですが、
宮川香山 (初代) のおかげで、
「陶芸の世界にも、こんな素晴らしい作家がいたのか


」と、興味を広げることが出来ました。
その節は、ありがとうございました (←?)
今の日本では、あまり知名度のない宮川香山 (初代) ですが、
「彼ほど世界に称賛された日本のアーティストは、いないのではないでは?」 というほどにスんゴイ陶芸家。
何しろ、彼の受賞歴がスんゴイ!
1876年(明治9) フィラデルフィア万国博覧会 銅牌
1878年(明治11) パリ万国博覧 金牌
1879年(明治12) シドニー万国博覧会 特絶一等賞
1880年(明治13) メルボルン万国博覧会 一等賞状
1881年(明治14) 第二回内国勧業博覧会 有功賞牌一等
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書き連ねていったら、キリがありません。
どの賞が、どれくらいスんゴイのか不明ですが、
シドニー万国博覧会での特絶一等賞なんて、ただの一等賞よりも、スんゴイに決まっています。
「特絶」 ですから。
そんな宮川香山の名品が揃いに揃った宮川香山 眞葛ミュージアム。
正直、期待を裏切らない素晴らしさでした。
初期から晩年の傑作までの変遷がたどれる展示があったり、
床の間風の展示空間や、ちょっと近未来的な展示空間もあったり。
作品の素晴らしさだけに頼らず、展示にも工夫があって、
小さいながらもお気に入りリストに入れたくなる美術館でした。
ただ、今現在は、初代の作品だけでなく、
二代目の宮川香山の作品と対比する形の展覧会。
“初代と二代の饗宴展~受け継がれた技~” が開催中でした。


二代目もいいのですが、初代が好きすぎるので、出来れば、初代だけを観たかったなぁ (←ワガママ)
最後に。
どの作品も甲乙つけ難かったのですが、一番気に入った作品をご紹介。
あまりにも気に入りすぎて、ポストカードを、ついつい購入してしまいました。

宮川香山の遺作 《琅玕釉蟹付花瓶》 です。
遺作のモチーフも蟹。
でも、 《渡蟹水盤》 の蟹よりも、だいぶ可愛い蟹です。
蟹の可愛さも見事ながら、花瓶の内側の深く幻想的な青色がお見事。
蟹が、 「ウンショ♪ウンショ♪」 とばかりに、青い海を目指しているかのようです。
久しぶりの一目惚れ作品でした。
この作品をまた観たいがために、宮川香山 眞葛ミュージアムにまた行きたいと思います。
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