その内覧会に、先日、お邪魔してまいりました。

(注:掲載されている写真は主催者の撮影許可を得た上で撮影したものです)
わが国近代絵画史上 「天才」 と呼ばれ、
28歳と8ヶ月という若さで、この世を去った青木繁。
その青木繁の作品だけを集めた、
『THE 青木繁展』 とも言える青木繁展の決定版が、今回の展覧会です。
油彩作品約70点、水彩・素描約170点、手紙などの資料約60点。
青木繁の代表作 《海の幸》 はもちろん、

「えっ、こんな普通の肖像画も描いていたの?!」 や、

「えっ、こんなミュシャのパクリっぽいのも描いていたの?!」 や、

「えっ、こんなおちゃらけた絵も描いていたの?!」

・・・な絵まで。
実に、様々な青木作品を観ることが出来ます。
青木繁のイメージが、いい意味で変わる展覧会でした。


展示作品は多いですが、何と言っても、 《海の幸》 が一番印象的でした。
さすがに、教科書でお馴染みの名画だけあります。

一人、画面のこちらを観ている女性の顔 (恋人の福田たねらしい)も、謎めいていますが。
それ以外にも、
「なぜ、皆、素っ裸なのか」
「なぜ、こんなに人がいるのに、サメを一人で担ぐはめになっているヤツがいるのか」
などなど、不思議がいっぱい。
それだけ、引き込まれる世界観ということなのでしょう。
実物を観たのは初めてでしたが、
意外と大きくなく、また、意外と額が可愛かったです。
もう1点、特に印象的だった絵が、
青木繁の絶筆 《朝日》 です。

絶筆なのに、朝日。
そこに、
「あぁ、この人は、まだまだ絵を描きたかったんだろうなぁ…」
と、目頭が熱くなってしまいました。
28歳と8ヶ月の人生だった青木繁。
僕が、今、ちょうど28歳と4カ月なので、
シンパシーを感じてしまったのもあるのでしょうが、
気を緩めたら号泣してしまいそうでした。
内覧会で号泣するのは、こっぱずかしいので、
近くにいた 《犬》 を観て、心を和ませました (笑)

今まで、いろんな犬の絵を観てきましたが、
このアングルで描かれた犬は、初めてかもしれません。
まぁ、ずいぶんと哀愁が漂っている犬です。
最後に。
何か、気になってしまった 《少女群舞》 という作品。

描かれた絵そのものではなく、
この全体が、何かに似ているような・・・
「あっ、カラオケボックスの曲入れるヤツ!」
カラオケの十八番は、『浪漫飛行』 というとに~さんに一票を (笑)