週末に僕が企画したアートツアー (アートイベント) を紹介するアートツアー通信。
特に何の反響もなかったので、この企画は自然消滅していました・・・ (笑)
が、先日、大変意義深いアートツアーを決行しましたので、第4号をお届けします。
2011/6/4 撫子凛さんpresents“絵師の墓参りツアー”
(5名の方にご参加頂きました)
こちらは、懇意にさせて頂いている大和乙女画家・撫子凛さんの持ち込み企画。
「日ごろ、美術館などで、様々な絵師にお世話になっていながら、
墓前に、きちんと挨拶に行かなくていいのだろうか?」
という反省から、
都内にある絵師のお墓参りをするというツアーを提案頂きました。
確かに、アートテラーとして、
美術を飯のタネ (?) にしながらも、一度も挨拶には行っていませんでした。
何たる失礼千万!!
僕も猛烈に反省をし、今回のツアーを決行するに至ったのです。
以下、そのレポートをお届けします。
今回のツアーは、銀座線稲荷町駅からスタート。
そこから、徒歩5分ほどの位置にある誓教寺に向かいます。
門はガッツリ閉まってましたが、
横の通路は開いていたので、そちらから。
このお寺に眠っている絵師は・・・
葛飾北斎さん。
ちゃんと境内には、銅像や記念したレリーフも飾られていました。
お墓の近くには、外国人の参拝者向けの案内板も。
北斎が、いかにワールドワイドな人物なのか、伺い知ることが出来ました。
そして、こちらが、北斎さんのお墓です。
雨風対策は、バッチリです![]()
ちなみに、墓標には、画狂老人卍の文字が。
晩年の画号が刻まれていました。
北斎への挨拶を済ませた後は、
ここからさらに南に歩いて、龍福院というお寺へ。
こちらには、
最後の浮世絵師・小林清親のお墓があります。
しかし、墓地内は、一般公開されていなかったため、
境内にあった小林清親の石碑を、参拝いたしました。
ここから、新御徒町駅まで歩き、都営線を乗り継いで、西巣鴨駅へ。
そして、善養寺に向かいます。
メルヘンチックな門と古風な本堂のアンバランスさが気になります。
こちらに眠っているのは、
絵師としても、陶工としても活躍した尾形乾山。
一瞬、この巨大なアイスの棒みたいなのが、
お墓なのかと焦ってしまいましたが (笑)
ちゃんと本堂の裏手に立派なお墓がありました。
やたらと説明書きで、
“光琳の弟” を強調されていたのが、何か悲しかったです。
想像していたよりも、近代的なお寺でした。
こちらには、漫画の神様・手塚治虫のお墓が。
『火の鳥』 や 『鉄腕アトム』 などのレリーフもあって、
手塚治虫ファンにはたまらない (?) お墓となっていました。
(お墓の写真撮影は禁止です)
最後は、新庚申塚から都電荒川線に乗って、雑司ヶ谷へ。
夏目漱石や小泉八雲をはじめ、
たくさんの文化人が眠る雑司ヶ谷霊園を訪れました。
こちらでは、
ひっそりとするにも程がある竹久夢二のお墓や、
夭折の画家・村山槐多のお墓、
二科会のドン・東郷青児のお墓を参拝。
その東郷青児のお墓の脇には、
彼の略歴が。
「俺の歴史を学べ」 ということでしょうか。
何とも東郷青児らしいお墓。
と、かくして、絵師への挨拶参りは終了。
今まで記号のような存在でしかなかった絵師の存在が、
実際にお墓参りすることで、グッと存在感を増したような気がしました。
面白半分で行くような企画ではないですが、
美術観賞をするものとして、ちょっと真面目に訪れてみるのはいかがでしょうか?
なんというか、背筋がシャキッとする気がしました。
<おまけ>
企画者の撫子さんから、参加者全員にプレゼントを頂きました。
お手製の香典袋風の包み紙仕立て (笑)
中身は、参加者だけの秘密。
撫子さん特製の豆本と、そして、
シール。
シールの使い道が無くて、困っています (笑)
















