生誕250年 酒井抱一  -琳派の華― | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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出光美術館の “琳派芸術 第2部 <転生する美の世界>” にて、

すっかり酒井抱一の魅力にハマってしまったゆえ・・・


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-畠山記念館



畠山記念館にも、足を運んでしまいました!


というのも、こちらでは、現在、

“生誕250年 酒井抱一  -琳派の華―” が開催されているのです。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-生誕250年 酒井抱一  -琳派の華―  アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-抱一



「館蔵の抱一作品を一挙公開!」 とチラシにはあるので、

酒井抱一ファンとしては、どれだけの抱一作品と出合えるのかと、期待せずにはいられませんでした♪


・・・・が!


展示されていた抱一作品は、5点のみ。

(2/19~ 後期の場合)

2枚1セットの作品や、3枚1セットの作品、

12枚1セットの作品のうち6枚もあったので、枚数的には5枚というわけではないですが。

それに比べて、抱一とは直接関係ない尾形乾山の作品は、12点

これでは、酒井抱一展の名を借りた尾形乾山展です (笑)

酒井抱一を期待して行っただけに、ちょっと肩すかし。

星

1ツ星です。



とは言え、今回の観賞の目的だった抱一の 《十二ヶ月花鳥図》 は、やはり別格。

(画像はありません。あしからず)

当時の最高級の絹地に描かれただけあって、

200年も前の作品とは思えないほどの色鮮やかさ。

“高級なものは、値が張るだけあって、物持ちがいいんだなぁ” と、妙なコトにも感動しました (←?)

“反対に、安物を買うと、長持ちしないんだなぁ” と、妙なコトを反省しました (←?)


畠山記念館所蔵の抱一の 《十二ヶ月花鳥図》 は、

月にちなんだ花と鳥を描いた、12枚それぞれ独立した掛け軸になっている作品なのですが。

よく見ると、十一月と十二月の絵が、微妙に繋がっていることに気が付きました。

他にも繋がっている月は無いかと探してみると、どうやら二月と五月も繋がりそうな気配。

(注 1~6月分は前期での公開です)


この調子で繋げていくと、何かの暗号になるのでは?

そのうち、 『抱一コード』 の執筆に取り掛かるとしましょう。



もう一つの観賞の目的だったのが、 《風神雷神図》 (画像左)


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-風神雷神図     アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-《風神雷神図》



出光美術館所蔵の 《風神雷神図》 (画像右) と比べて、

何だか漫画チックな表現の風神雷神様です。

より改源の雷様に近い感じです (笑)



抱一ではなく、弟子の其一の作品にも印象深かったものが。

《向日葵図》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-向日葵図



当時は、まだ物珍しかったという向日葵を、堂々描いた一枚。

ゴッホが描くと、狂気的ですが、

其一が描くと、神々しさすら感じます。

向日葵というよりも、後光を描いているのでは?

それくらいの有難みを覚えます。



最後に。

もっとも気に入って、ポストカードを買ってしまった作品を紹介。

抱一の 《賤が屋の夕顔図》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-賤が屋の夕顔図



画面右手に立ち上っている煙は、蚊やりの煙なのだとか。

煙をもくもくと焚くことで、虫を追い出しているのだそうです。

この家に住んでいる人が、そうやって虫との戦いをしている最中、

我関せずとばかりに、屋根の上でのんびりとくつろいでいる猫。

のどかすぎる一枚です。





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