モネ「印象 日の出」展 | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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名古屋市美術館で、2月8日まで開催されている “モネ「印象 日の出」展”
『印象派』という言葉の語源になった、美術史を代表する一枚 《印象 日の出》 が、なんと出展されているという。
しかも、こと美術に関しては、東京至上主義な感がありますが、
この美術展は、まさかまさかの名古屋のみの開催。


「どうしても、モネの 《印象、日の出》 が観たい!!」


僕は、その一心だけで、名古屋市美術館に行ってきてしまいました。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-名古屋市美術館



昨日の昼、バスで名古屋に到着。
で、今朝方、深夜バスで新宿に帰着。
ハードスケジュールな一日でした。

何だか、今、背中とお尻が痛いです。。。


でも、それだけの代償を払った価値はありました!
《印象 日の出》 は、期待を裏切ることなく、素晴らしい一枚でした。
この美術展、文句ナシの3つ星です!

ほしほしほし



タイトルに、 《印象 日の出》 とあるくらいですから、主役はまさにこの一枚。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-日の出



他にも、モネの初の油彩画と言われる 《ルエルの眺め》 や、

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ルエルの眺め


ルノワールの 《読書する二人》

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-《読書する二人》


などなど。
違う美術展に展示されていたなら、間違いなく目玉となるであろう作品が多々ありましたが、何せ相手が悪い。
どうしたって 《印象 日の出》 の前では、存在がかすんでしまいます。



初めて、 《印象 日の出》 を生で観て。
僕が抱いた第一印象は、

“思ってたよりも、ちゃんと描いていない絵だな”

というもの。

…いや、もちろんいい意味でです!


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-日の出

この絵を生で観るとわかるのですが、
目を惹くのは、朝日が水面に反射した箇所だけなのです。
ここの描写だけ(笑)、抜群に素晴らしい!
キラッキラしていて、
“うわっ、眩しい(>_<)”
と、思ってしまったほど。

それ以外の後ろの工場だとか、水面に浮かぶ舟だとかは、
印刷物で観る以上に、適当な描かれ方をしています。
でも、そのおかげで、水面に反射した朝日が際立っていたのです。

もし、眠い朝、この界隈を散歩していて、
朝日を見たなら、
“うわっ、眩しい(>_<)”
と思うことでしょう。
でも、他の景色は眠さもあって、正直、印象には残りません。

この絵は、まさに、そんな早朝の印象を描いた絵だったのです。
だからこそ、この絵のタイトルは、
描かれた場所の “ル・アーブルの港”ではなく、“印象” だったのでしょう。
なるほど。納得です。

この表現は、写真では決して表現できないもの。
ここに、 《印象 日の出》 の新しさと凄さを感じました。

それと比べてしまうと、
他の絵は、どれもが写真で表現できるような描写ばかりで、
新しさも凄さも感じませんでした。



“せっかくこのために名古屋に来たのだし” という貧乏性な理由から、
20分くらいは 《印象 日の出》 の前にいました。
しばらく眺めていると、僕の頭の中で、何故かあのメロディが流れてきました。




まぁ、朝日と夕日という違いはあれど。。。
何となく、これから壮大な物語が始まりそうな予感はありますからね(←後付け)


いやぁ、絵画って、本当に素晴らしいですね。