『印象派』という言葉の語源になった、美術史を代表する一枚 《印象 日の出》 が、なんと出展されているという。
しかも、こと美術に関しては、東京至上主義な感がありますが、
この美術展は、まさかまさかの名古屋のみの開催。
「どうしても、モネの 《印象、日の出》 が観たい!!」
僕は、その一心だけで、名古屋市美術館に行ってきてしまいました。

昨日の昼、バスで名古屋に到着。
で、今朝方、深夜バスで新宿に帰着。
ハードスケジュールな一日でした。
何だか、今、背中とお尻が痛いです。。。
でも、それだけの代償を払った価値はありました!
《印象 日の出》 は、期待を裏切ることなく、素晴らしい一枚でした。
この美術展、文句ナシの3つ星です!



タイトルに、 《印象 日の出》 とあるくらいですから、主役はまさにこの一枚。

他にも、モネの初の油彩画と言われる 《ルエルの眺め》 や、

ルノワールの 《読書する二人》

などなど。
違う美術展に展示されていたなら、間違いなく目玉となるであろう作品が多々ありましたが、何せ相手が悪い。
どうしたって 《印象 日の出》 の前では、存在がかすんでしまいます。
初めて、 《印象 日の出》 を生で観て。
僕が抱いた第一印象は、
“思ってたよりも、ちゃんと描いていない絵だな”
というもの。
…いや、もちろんいい意味でです!

この絵を生で観るとわかるのですが、
目を惹くのは、朝日が水面に反射した箇所だけなのです。
ここの描写だけ(笑)、抜群に素晴らしい!
キラッキラしていて、
“うわっ、眩しい(>_<)”
と、思ってしまったほど。
それ以外の後ろの工場だとか、水面に浮かぶ舟だとかは、
印刷物で観る以上に、適当な描かれ方をしています。
でも、そのおかげで、水面に反射した朝日が際立っていたのです。
もし、眠い朝、この界隈を散歩していて、
朝日を見たなら、
“うわっ、眩しい(>_<)”
と思うことでしょう。
でも、他の景色は眠さもあって、正直、印象には残りません。
この絵は、まさに、そんな早朝の印象を描いた絵だったのです。
だからこそ、この絵のタイトルは、
描かれた場所の “ル・アーブルの港”ではなく、“印象” だったのでしょう。
なるほど。納得です。
この表現は、写真では決して表現できないもの。
ここに、 《印象 日の出》 の新しさと凄さを感じました。
それと比べてしまうと、
他の絵は、どれもが写真で表現できるような描写ばかりで、
新しさも凄さも感じませんでした。
“せっかくこのために名古屋に来たのだし” という貧乏性な理由から、
20分くらいは 《印象 日の出》 の前にいました。
しばらく眺めていると、僕の頭の中で、何故かあのメロディが流れてきました。
まぁ、朝日と夕日という違いはあれど。。。
何となく、これから壮大な物語が始まりそうな予感はありますからね(←後付け)
いやぁ、絵画って、本当に素晴らしいですね。