先日久しぶりに頭にくることがあって、後輩マジシャンを説教してしまった。
ちょっと反省している。
マジックというのはお客さんがタネを知らない、という前提の上で成り立っている。
だから基本的にタネあかしはご法度であるし、先日の魔法使いを演じているというスタンスを取るのであれば、タネの存在を匂わせる言動は慎むべきだろう。
プロであればなおさらのことだ。
というのはどうやらオジサンの独りよがりだったらしい。
その後輩マジシャンがマジックをやった後に「あの道具高いんですよー」といったことをお客さんに言っていたので、「それはいかんだろう」と説教したのだが、全く反省しているそぶりがない。
店のスタッフに聞いてみると、どうやらベテランも含めて、お客さんとそういう会話をするマジシャンがたくさんいるらしいのだ。
つまり、彼が悪いというよりは、彼が育ってきたそういう環境が悪いのだ。
そういえばSNSを見ても「新しい道具を買った」だの「練習した」だの、タネあかしこそしてないがその存在をおおっぴらにするような投稿が目につく。
残念ながら、これが「プロ」マジシャンの現状である。
(じゃあこのブログ記事はどうなんだ、という矛盾は置いておく)
そういう環境で育ってくれば、どんなに怒っても殴っても、自分が悪いことをしたとは思わないだろう。
どんなに注意しても「うるさいおっさんだな」と思われるのが関の山だろう。
それでも愚痴を言うのがおっさんの役目だと思う。