「悩み」と聞くと、ゲーテの「若きウェテルの悩み」を思い出す…
好きな本ではなく、高校のとき、共感できなくて苦痛で最後まで読めなかったから。ゲーテファンには内緒だよ!
そんなまこるの悩みは、
編集者と療育の先生をしていて
自分の肩書きを端的に人に伝えられていないことです。
今回はSNS集客を編集者視点で考えるシリーズ。
SNS集客① 危機感をあおらず、その人が望む未来を考える後押しをしたい
の続きです。
私が引っかかるワードがこちら↓
巷(ちまた)では知られていない※※をお届け!
理由①
「巷では知られていない」は
言葉の定義と照らし合わせたときに誇大広告じゃない?
まずは体験してみましょう!
「巷では知られていない」と検索します。
さあ、一体どんなことが巷で知られていないのでしょうか?
(※まこるPCのいつものプラウザなので、アルゴリズム有)
巷で知られていない1位
闇バイトに参加しすぎた男
これは私の生活空間では知られてないわー。
闇バイト経験者、多くの人は直接知らないよね。
巷で知られていない2位
自力でガンを克服する!
病気の治療法はいろいろありますが、
ガンは手術・抗がん剤・放射線治療が一般的なのに対して、こちらは多くの人が選択する治療法ではありませんよね。
内容の精査が目的ではないのでしませんが、
言葉の使い方については違和感がありません。
それに対して
巷では知られていない子育てのコツ
みたいなコピーって、本当に巷で知られていないの?と疑問なのです。
その言葉の重みは内容とマッチしている?
「自分でガンを克服する!」くらいエッジが立っていたらわかります。
ですが もし 宗教とかもなく
万人に有益な情報だったら、世間は黙っていません。
世間の情報収集能力。
私はとても高いと感じています。
このご時世、SNSの拡散力はすごいです。
悪い情報だけでなく、良い情報も、倍々にシェアされ続けると思うのです。
メディアで取り上げられ、書籍化されたり…。
そうならない一番多い理由は
「巷で知られているから」ではないでしょうか?
希少価値のある情報を、はたして世間から隔離できる?
と率直に思います。
理由②
目線の設定が上からでないのかな?
私の職務経歴上、印象に残りやすいのが、
元保育士、幼稚園〜小中高の教諭でした、というかた。
何千人とブログで広告を出しています。
・保育園では教えてくれない子育てのコツ!
・学校の先生が知らない障害児教育のポイント!
みたいな宣伝も見ますが、
今も頑張って先生を続けている元同僚に
失礼だと感じないのかな?
現職の教員もブログを読んでいるのに、
その人たちに対してどう思っているのかな?
そう感じる文体も中にはあります。
そして、
理由①:そんなに有益なら、巷が知らないのはおかしいよ!
理由②:上から目線では?
を掛け合わせます。
そして「巷では〜」の立ち位置を
「魔法の水」を売っている人と比較しますね。
私が受け取るのは、このような視点です。
魔法の水はあくまで、商品のメリットを高めています。
(まこる、魔法恐怖症だけど。
それに対して、巷では知られていないは、
市場のレベルを下げているのです。
その商品・サービスの価値は高まっていませんよね。
私が編集長だったら、
絶対にそのコピーは通しません。
わかりやすいことを目的に、あえて強い言葉を使いますが、
世間を下に見ている、もっと言えばバカにしているからです。
「巷で〜」と書いている人は
そこまでの意図は持っていないとは思います。
私が大切にしている「目線の設定の心地よさ」とはそんなところです。
キャッチコピーは誰にでも書けます。
編集者という職種は、
ChatGPTに仕事を奪われると危惧されています。
ですが、
書き言葉にも必ずその人の想いが乗ります。
その人の思想背景は、言葉選びや文体に必ず反映されます。
言葉を磨く、想いを伝える…それは具体的にはどうやって?
本質をわかりやすく伝えるには?
いつも葛藤しながら言葉を紡いでいます。
個人的には、「巷で〜」のような
実体の伴わない表面的な宣伝文句は意味がないと感じます。
その代わり
相手の幸せを願う気持ちがひと言でも乗れば、それは宣伝という営業目的を超えていくのではないでしょうか?
SNS集客① 危機感をあおらず、その人が望む未来を考える後押しをしたい




