漢字が国によって意味が違うと言うことを始めて知りました。
実はSAYURIという映画を先日初めて見ました。
この映画が上映されたのは4年前ですよね。当時私は映画どころではなくて、この映画の前評判も内容も全く知りませんでした。監督が外人ということすら知らないほどです。(笑)
そんな状態で借りてきたDVDで、日本語吹き替えで見ました。
あとで知ったことですが、酷く賛否両論分かれた作品だったのですね。
私は日本語吹き替えで見たので、外国の人が造った事はすぐにわかりましたがよくここまで造ったなと感心した方です。
主演、助演女優は子役の大後寿々花ちゃんを除いて全て外国の人。日本語吹き替えで見るとストーリーは面白かったです。
大きな話の流れは、日本としては恥ずかしい人身売買のシーンから始まります。
貧しい漁師がとうとう行き詰まって娘二人を女衒(ぜげん)に売ってしまいます。女衒はまさにこれを商売にしている人の事を言います。現代社会にも直接女衒とは言いませんが斡旋をする人はいるみたいですね。
急に話が逸れますが、私が小さい頃、実家に蔵がありました。小学生の時に、その中に潜り込んで「お宝」を必死で探したことがありました。そこには古銭と一緒に家系図のようなものがありました。どうもその家系図を見ていると私の先祖は室町時代くらいからあったみたいです。子供が生まれて名前が記されています、ところが、女性が生まれたところは「女」と書かれて消されており、そこから下には系図が載っていない部分がいくつも目に付きました。
嫁いでいった女性には、ちゃんと相手の名前があり、そこから1代だけ系図が書かれてありました。祖母に聞くと、家は結構貧しかったそうです。「病気で死んだのかな」「間引かれたのかな」中学、高校になってもずっと頭から離れませんでした。そんな「女」と書かれた所から、ひょっとするとこの映画の様な人生を歩んだ先祖がいたのかもしれない……。
そんなことを思いながらこの映画を観てしまいました。
売られた女性は、私の知識ではまず娼婦にされてしまう。この映画では妹は娼婦ではなくて芸者の卵になりましたね。ここで、誤解が生まれたみたいです。紛らわしい言葉です。主人公が中国の女優さんなので余計に心配になりました。中国語では、「妓」と書くと娼婦、「伎」と書くと芸者という意味らしいです。
これは大きな誤解を生みます!
下の辞書の抜粋を見てください。舞妓さんや芸妓さんの漢字が伎ではなく妓なんです!
これは中国の人が見ると大きな誤解になりますね。日本では違うんです。
【舞妓】(まいこ)
舞を舞う女。まいこ。まいひめ。
【舞子】(まいこ)
舞を舞って酒宴に興を添える少女。
【芸者】(げいしゃ)
歌・舞踊・三味線などで宴席に興を添えることを職業とする女性。芸子。芸子。
遊芸に巧みな人。芸達者
芸能を職業とする人。役者・能楽師など。
たいこもち。幇間(ほうかん)。
【芸子】(げいこ)
芸妓。主に関西地方でいう。
歌舞伎の若衆。
【芸妓】(げいぎ)
歌・踊り・三味線などで宴席に興を添えることを業とする女性。芸者。芸子
これらは、娼婦ではないのです。
一生懸命頑張っている舞妓さんや芸妓さんの名誉のためにも書いておこうと思いました。
この映画を見ていて、良くある「変な日本人」ではないし、作者や監督は結構日本の事を調べてくれてはいます。しかし、メインの女優さんが着ている着物の着付けは酷いものですね(笑)
こんな着付けをしていたら、それこそ女将さんに百叩きの刑に遭っていることでしょう(笑)
置屋の女将は 桃井かおりさんが演じていますが、一見だらしない役柄ながら着物の着付けは主演女優と全然ちがいます(笑)
場所も関東なんだか関西なんだかはたまた日本なのだかわかりません。
関西なら 舞妓さん、関東なら半玉(はんぎょく)さん。と呼び方も違うらしいですが。
この映画は視覚的に捕えると、ちょっと厳しいものがあります。
しかし、絶望の淵に立たされた少女が、生きる希望を見つけて頑張って行く姿は、私としては大好きなストーリーでした。
人生には本当に好きな人が二人か三人出会えると聞いたことがあります。本当のような気がします。
私は、その三人の人に出会ってしまい、逃げられてしまった情けないおお馬鹿者(笑)、しかし、今は息子が最愛の人。
若い人は、本当に好きになれる人が見つかったらいいですね。見つかったからと言って全てが相思相愛にはならないでしょう、そのときはグッと男気を出して我慢しましょう。きっと気の合う人がいるはずです。
ストーカーにはならないように。
では・・・ばいばい (^^)=3
