思い出の映画「プラトーン」 |         きんぱこ(^^)v  

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      砂坂を這う蟻  たそがれきんのすけ

プラトーン」は、もう22年も前の映画になりました。

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 今の若い人は知らないのだろうな。

 この映画はベトナム戦争が舞台の映画なんだけど、脚本や俳優への指導は本当の兵士経験者がやったので映画もリアリティー溢れる映画になっています。
 この映画の後に戦争物の映画は沢山でたけれど、プラトーンを越える映画にお目にかかったことはないとも言い切れるほどの映画でした。第一オリバーストーン自身がベトナム経験者だから、妥協がありません。
 俳優が着ている服を見てください。ドロドロのボロボロ。

 ベトナム戦争は1960年から1975年まで、実に15年も続きました。1961年にあのケネディー大統領が就任したんだけど、ベトナム視察には副大統領のリンドンジョンソンが行きました。ジョンソンはケネディーに武器と軍隊の支援を訴えて当初ケネディーは軍隊も大幅に増強しました。
 しかし、段々ケネディーもこの戦争にアメリカが首を突っ込みすぎていることが判って軍隊の撤退を提案しだしました。それに怒ったのがジョンソンや軍産複合体です。
 これは私の意見ですが、アメリカには唯一悲しい経済機構があるのです。それは軍産複合体。軍需産業にかかわる企業がアメリカの経済を支えている。だから、この戦争を早く終わらせることはアメリカにとっては非常に不利益だったと思います。だからケネディーは暗殺されてしまい、ジョンソンが大統領になってベトナム戦争はどんどん続いた。
 オリバーストーンもベトナム戦争とケネディー暗殺はジョンソンがやったと言っています。


 そんな中で、ベトナム戦争で実際に起こった、人殺しの葛藤、ドラッグに逃げる心、仲間割れ、裏切り、憎しみ、そして悲しみを、実に旨く映し出している映画だと思います。

 俳優の訓練や教育、監視は映画でハリス大尉役を演じたデイル・ダイ
 デイル・ダイという人は、本当にベトナム戦争で軍曹になって大尉にまでなった人なんです。
 この映画の撮影は、ベトナムではなくてフィリピンのルソン島で行われたんだけど、撮影の2週間前に俳優を招集して風呂なんか絶対に入らせずに、森の中で野宿をさせながら昼間は本物の軍事訓練をさせたのです。その監視役がデイル・ダイで、オリバーストーンは、なんでも夜の野宿なんか俳優に対して順番に監視役までさせて、皆から「このオリバーめ!ぶち殺してやる!」なんて真剣に思われていたそうですよ。

 私だって2週間もスコールが降ったり、泥まみれになったら間違いなく切れているか風邪ひてたでしょうね(笑)

 主役はクリス・テイラー役のチャーリーシーン。くしくもその前に造られた「地獄の黙示録」にはチャーリーシーンのお父さんが主役だったとか。
 悪役は、ボブ・バーンズ役のトムベレンジャー。顔に刻まれた傷跡に迫力があってリアルな演技を見せてくれます
 逆に良心を忘れなかったエライアス・グロージョン役はウイリアムデュフォー。この人は後にイエスキリスト役やスパイダーマンの悪役なんかに出ていますが、個人的にはこの人の個性的な顔が大好きです。

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 この俳優の中にはパイレーツオブカリビアンのジョニーデップもいました。彼はオリバーストーンから主役の話もあったんだけど、まだ俳優として駆け出しだったから断ったんです。けどオリバーは「こいつは必ず将来有名な俳優になる」と言ってガーター・ラーナー役をさせました。これが彼の実質のデビュー作です。
 ジョニーは赤いバンダナやギターを持って出てきますよ。最後は撃たれて死にます。仲間に「俺をおいていかないでくれ」と瀕死ながらすがり付こうとします。
(下のYOUTUBEの中にジョニーばかり載ったビデオもあります。)

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 戦争映画の好きな人は必ず見ておくべきです。(DVDありますよ)
 戦争の緊張とむなしさ、味方同士の憎しみあい。そして、この戦争に参加したアメリカ兵は、少数民族や貧困層の人々。実際に戦場にいる人は敵も味方も殺しあったりなどしたくなかったはずです。でもしないと自分が死んでしまう。敵の南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)だって後ろから北ベトナムや中国、ソ連などに操られていたわけです。

 さて、この映画では大好きな音楽が流れます。寂しく悲しい曲ですがとっても有名な曲でこの映画の後に、ER緊急救命室、冬のソナタ、華麗なる一族などでも使われました。

 サミュエル・バーバーの「弦楽のためのアダージョ

 最後にYOUTUBEでプラトーンの予告を見ながら聞いてみてください。(^^)