娘と過ごす夏休み。
中学生になった娘を見ていると、
「こんなふうに成長しているんだな」
と感じる場面が増えました。
今、娘が夢中になっているのは
インテリアです。 家具の配置を
考えながら、
「この家具を部屋に置きたいな」
「ソファはここに置いたらいいと思うよ」
そんなふうに、自分なりの
アイデアを話してくれます。
人生の転機で、自分を見失った女性へ
メイクと姿勢で、自分らしさを取り戻す
人生の再出発に寄り添う美容家・光石侑子
これまで家づくりは、
私の役目でした。
家族が心地よく過ごせること。
そして転勤が多かったので、
できるだけ身軽に暮らせること。
そんなことを考えながら
家具を選び、部屋を整えてきました。
だから娘の提案を聞いていると、
「私はこっちのほうがいいかな」
そう思うことも、あります 笑
けれど今は、その言葉を少しだけ
胸にしまうようにしています。
それは、娘には自分で考えて、
自分で「これが好き」と感じる
時間を大切にしてほしいからです。
大人になると、「好き」よりも
「正しい」を選ぶ場面が増えて
くると思うんですね。
周りからどう見えるか。
失敗しないか。
迷惑がかからないだろうか。
そういうことを優先するうちに、
自分が本当は何を好きだったのか、
何が心地よかったのか、
分からなくなってしまうことがあります。
実は、海外生活や人生の転機で
自信をなくした女性からも、
同じようなお話をよく伺います。
「自分の楽しみが分からない」
「どんなメイクが自分らしいのか分からない」
「鏡を見ることがずいぶん減ってしまいました」
そのような言葉の奥にあるのは、
美容の悩みだけではないんですよね。
“自分で選ぶ感覚”を
少しずつ見失ってしまった
気持ちなのだと思います。
だから私は、メイクや
姿勢をお伝えするときは、
「こうするのが正解ですよ」
とはできるだけ言わないようにしています。
その方が心地いいと感じること。
その方らしく笑顔になれること。
その答えを、一緒に
見つけていきたいからです。
娘が楽しそうに部屋づくりを
考える姿を見ながら、私も
改めて感じました。
「私はこれが好き」
そう言えることって、
小さなことのようで、
人生を支える大きな力かもしれない。
メイクも、姿勢も、暮らしも。
誰かの正解ではなく、
自分が心地いいと思える
選択を積み重ねていくこと。
その先に、自分らしさは
少しずつ戻ってくるのだと思っています。



