ス「ただそういう風に思える人もいるんだなって思った上で、
あ「まぁでも、そんな風には中々簡単には思えないですよね…」
ス「そう。
どこまで言っても、
周りの言葉なんて無責任なものでしかないからな。
それに俺たちは男やから、
男の意見として、
あくまで参考までに聞いてほしい。
その上で俺から子育てについて伝えられるのは、
もし出来るなら、
どんな小さなことでもいい。
子どもを誉めてあげてほしいということ。
決して質問者さんがその子を誉めてないとか、
そんなん言ってるんちゃうで。
それにこの話は、
しょうがいの有る無しを、
別として考えてほしい」
あ「というのも?」
ス「世の中に対して、
あきらめてしまうというのは、
裏を返せば、
今まで『あきらめてしまう』ような出来事が積み重なったから、
要は『俺は出来る』という経験が、
出来てこなかったから。
その『俺は出来るんだ』という思いを、
少しずつでも積み重ねてあげられたなら、
その自信が心の礎となり、
ちょっとずつでも自分の足で歩いていける」
あ「自己肯定感というやつですか?」
ス「そう、その
『俺は出来るんだ』、
『私は出来たんだ』
という思いが無ければ、
人は前に足を進めることが出来ない。
そしてその心を養うためには、
どんな小さなことでもいいから、
『出来た』という経験を積み重ね、
それを周りが誉めて、認めて、愛して、
少しずつでも、
時間がかかっても、
伸ばしていってあげるしかない。
俺が本当の意味でダメな神から変われたのも、
ヤマタノオロチを倒して、
『俺は出来るんや』と思えたこと、
そしてそこからみんなが俺を、
『英雄』として見てくれたことやねん。
そこから俺は完全な自己肯定感を得ることが出来た」
あ「時間は…かかるかもね…」
ス「そうやな。
当然産まれてから、
投げやりになってしまった現在に至るまでに、
掛かった時間ぐらいは掛かる、という思いは
持っておいた方がいいのかもせーへん。
ただ気付いた時がスタートやとは思うし、
その時になって初めて、
さっき言っていた、
『その子が産まれた意味』というものがわかるのかもせーへん」
あ「なるほど、わかりました…」
ス「ただ子育てというものは、
神だって頭を悩ませることやから。
自分で言うのもなんやけど、
俺の父親のイザナギだって俺の扱いに頭を悩ませていたし、
オオクニヌシの兄貴『八十神』だって、
乱暴すぎて、
母親がどうしたものかって悩み苦しんでいた。
『子育ては、神も頭を悩ませるぐらいのことや』と思って、
そしてその言葉が、
少しだけでも心を楽にしてくれたら、と思う」
あ「わかりました…。
誉めること、
少しずつでも、
自己肯定感を養っていくこと。
僕自身も肝に銘じます。
質問者さん、スサノオさん、ありがとうございました。
以上、『スサノオのお昼に相談室』でした」
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