臨床心理士&公認心理師の
中村友一(なかむらゆういち)です。
いつもお読みいただきありがとうございます。
「また胃が痛い…」
「胸焼けが続いて、気持ちまで沈む」
「子どもの食事はちゃんと作るのに、自分はつい適当になってしまう」
そんなふうに、毎日を頑張るあなたほど、胃腸の不調を抱えやすいものです。
そして忙しい日々の中で、つい“薬に頼るクセ”がついてしまうこともありますよね。
でも実は、薬を飲む前にできる“もっと優しいケア”があるのです。
それは、昔お母さんがしてくれたような、あのシンプルな「手当て」。
今日は、最新の心理学・神経科学の知見をもとに、子育て中の女性が今日からできる、胃腸のセルフケアをお伝えします。
1.痛みは「敵」じゃなくて、あなたを守る“味方”
私たちは痛みを感じると、「早く消したい」と思います。
でも、痛みはあなたを困らせるために存在しているわけではありません。
むしろ逆で、「ちょっと無理しすぎてるよ」「このままだと壊れちゃうよ」と、身体が必死に出してくれているSOSなんです。
まるで、ブラック企業で働かされている細胞たちが、 「もう限界です…」と声を上げているようなもの。
その声を薬で“黙らせる”前に、 一度だけでいいので、耳を傾けてあげてほしいのです。
2.「手を当てる」だけで、身体は安心する
子どものころ、お腹が痛いときに お母さんがそっと手を当ててくれた経験はありませんか。
あの“手のぬくもり”には、科学的にも効果があります。
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皮膚に触れると、安心ホルモン「オキシトシン」が出る
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呼吸が落ち着き、痛みの感じ方がやわらぐ
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身体の状態を感じ取る力が整う
つまり、手当ては「心と身体の両方に効くケア」なのです。
3.【今日からできる】胃腸のための“手当てセルフケア”
① 静かに座る
椅子でも床でもOK。
背中を少し伸ばすだけで十分です。
② 胃のあたりに手を当てる
右手でも左手でも、どちらでも大丈夫です。
③ ゆっくり呼吸する
数を数えながらできるだけゆっくり長く吐く、そのあと自然に吸う、これを5〜10回。
④ 心の中で、身体に声をかける
「無理させてごめんね」
「いつも働いてくれてありがとう」
これは“セルフ・コンパッション(自分を慈しむこと)”と呼ばれ、 ストレスや痛みをやわらげる効果が研究で確かめられています。
4.自分を責めるクセが、胃腸を疲れさせる
子育て中の女性は、どうしても自分を後回しにしがちです。
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家族のために頑張りすぎる
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休むことに罪悪感を持つ
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不調があっても「まだ大丈夫」と無理をする
でも、身体は正直です。
あなたが気づかないところで、ずっと頑張り続けています。
だからこそ、「いたわる時間」を意識的に作ることが大切なんです。
5.マインドフルネスで“食べすぎ・飲みすぎ”の悪循環を断つ
胃腸トラブルの多くは、ストレスによる“自動的な行動”から起こります。
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イライラしてつい食べすぎる
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疲れているのに夜遅くまでダラダラ食べる
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気づいたら甘いものを口にしている
これを止めるのに役立つのが、マインドフルネス。
1日8分からでOKです。
呼吸に意識を向けることで、「今、自分は何を感じているのか」が分かるようになり、 過食やストレス食いが自然と減っていきます。
6.薬は“悪”ではない。でも、頼りすぎないこと
もちろん、薬が必要なときはあります。
無理に我慢する必要はありません。
ただ、「薬を飲めばまた食べられる」という使い方は、身体をブラック企業のように酷使してしまいます。
薬はあくまでサポート。
主役は、あなた自身のケアです。
7.まとめ
あなたの身体は、あなたを裏切りません。
痛みはあなたを困らせるためではなく、あなたを守るために存在しています。
だからこそ、その声を無視せず、手を当てて、呼吸して、「ありがとう」と伝えてあげてください。
それによって、身体は驚くほど変わります。
そして何より、あなた自身が“自分を大切にする人”へと変わっていきます。
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