臨床心理士&公認心理師の

中村友一(なかむらゆういち)です。

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

神社やお寺に行くと、多くの人が「お願いごと」をしますよね。

 

「宝くじが当たりますように」

 

「理想の人と結婚できますように」

 

「子どもが合格しますように」

 

「家族の病気が治りますように」

 

もちろん、どれも大切な願いです。

 

でも、臨床心理士として多くの方の心に寄り添ってきた経験から言うと――

 

“お願いばかりの祈り方”は、実は自分に「不足の暗示」をかけ続けてしまうことがあります。

 

これはスピリチュアルではなく、心理学的な視点から見ても、とても大きなポイントなのです。

 

 

 

 

■「お願いの祈り」が生む“無意識の暗示”

 

私たちの言葉や行動は、すべて自分自身へのメッセージになります。

 

たとえば、神様に向かって何度も「どうか〇〇が手に入りますように」と祈ると、心の奥ではこんな暗示が強まります。

 

「今の自分には足りないものがある」

 

「自分の力ではどうにもできない」

 

この“欠乏感の暗示”が積み重なると、本来うまくいくはずのことまで、なぜか難しく感じてしまうのです。

 

 

■うまくいっている人ほど「感謝の祈り」をしている理由

 

一方で、自分らしい人生を歩んでいる人たちは、神社やお寺で「お願い」ではなく「感謝」を伝えることを習慣にしています。

 

「いつも見守ってくれてありがとうございます」

 

「今日も無事に過ごせました。感謝します」

 

こうした言葉は、心にこんな暗示を刻みます。

 

「私はすでに多くの恵みを受け取っている」

 

この“豊かさの暗示”が、物事をスムーズに動かし、良い流れを引き寄せる心理的な土台になります。

 

 

■ポジティブ心理学が教えてくれる「感謝の力」

 

ポジティブ心理学には「能動的なポジティブ感情」という考え方があります。

 

これは、ただ「ラッキー!」と喜ぶ一時的な感情ではありません。

 

自分の意志で、日常の中から“いいこと”を見つけられる力のことです。

 

たとえば…

  • 今日も命がある

 
  • 今日も健康でいられる

 
  • 家族が元気

 
  • ご飯を食べられる

 
  • 雨風をしのげる家がある

 
  • ゆっくり眠れる場所がある

 

こうした小さな「恵み」を見つける習慣が、心の中に“感謝のスパイラル”をつくります。

 

心理学の研究でも、 感謝を習慣にすると幸福度が上がり、不安や落ち込みが減ることが繰り返し確認されています。

 

 

■参拝するときは「感謝 → ゆだねる」の順番にしてみる

 

もし、あなたがこれまで「お願い中心」だったなら、次の参拝から少しだけ祈り方を変えてみてください。

 

①まず「感謝」を伝える

 

②そのうえで「人事を尽くして天命を待つ」気持ちでゆだねる

 

例:「いつも見守ってくれてありがとうございます。自分にできることは精一杯やりますので、あとはよろしくお願いします。」

 

この祈り方は、“努力”と“受け入れ”のバランスが整い、心がとても軽くなります。

 

 

■毎日の「いいこと探し」が人生を変える

 

参拝だけでなく、日常でもできることがあります。

 

それが「今日のいいことを3つ見つける」という習慣。

 

寝る前にノートやスマホに書くだけでOKです。

 

これは世界中の研究で効果が証明されている方法で、続けるほど心が安定し、前向きな気持ちが自然と増えていきます。

 

 

■まとめ:祈り方を変えると、人生の見え方が変わる

 

神社やお寺での祈りは、ただの“儀式”ではなく、自分の心を整えるための大切な時間 です。

 

だからこそ、

 

「お願い」よりも「感謝」を。

 

不足よりも、すでにある恵みに目を向けることを。

 

この小さな変化が、あなたの人生に静かで確かな“良い流れ”をつくり出します。

 

次に参拝するとき、ぜひ試してみてください。

 

きっと心の中に、やさしい変化が生まれはじめます。

 

 

 

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