二男とアイスと、ちょっと泣ける話 | 金沢市で小学生の不登校に親が振り回されなくなる方法

金沢市で小学生の不登校に親が振り回されなくなる方法

不登校・登校しぶりの親が、気持ちの「聞き方」を改善すると不登校に振り回されなくなります。
石川県金沢市を中心に、安心感を得る聞き方講座や相談を開催。
気持ちを聞くと不登校の子どもが救われ、同時に親自身も安心。子どもとの信頼関係を取り戻せます。

こんにちは。

薮内(やぶうち)ゆかりです。

 
ゆかりんと呼ばれております。

 

 

残ったアイス

 

冷凍庫を開けたら、ラップにくるんだアイスが残っているのが目に入ってきました。

 

 

 

 


「あれ? まだこんなに残ってるんだ」

 

 

と思った瞬間、胸の奥がね、少しぎゅっとしました。

 

 

 

 

その小さなアイスには、


“私がどうにかしてあげなきゃ”

 

を少しだけ緩めるヒントが詰まっていました。

 

 

 

 

内服が苦手な二男と母のため息

 

実は、この残りのアイスは、二男の内服用アイスなんです。

 

 

うちの中1の二男、薬を飲むのがめちゃくちゃ苦手。
 

 

いや、正確に言うと、『水でもゼリーでも飲めない』レベルの苦手さ。

 


なぜか口に入れるとモグモグ……そして、飲み込もうとするとオエッ。

 

 


あの“飲み薬あるある”の頂点を極めております。

 

 

 

私は元小児科ナースで、結構いろんな内服方法を知っているにも関わらず、ほとんど効かないことで愕然としたっけ。

 

 

これまでの働いてきた病院ですらこんなにも手がかかった子、見たことない!笑

 

 

 

小さい頃は重度の食物アレルギーとアトピーで、毎日のように薬を飲んでたのに。

 


今じゃ、すっかり落ち着いて薬のいらない日々が続いたら…もう飲めなくなっちゃった。
 

 

一番内服が上手だったのに。

人生って皮肉。

 

 

 

唯一の方法

 

でもね、唯一、彼が薬を飲める“秘技”があるんです。
 

 

 

それが…冒頭に出てきた、

 

≪ アイスに混ぜる作戦 ≫

 

 

 

しかも、


「どのタイミングで入ってるかわからないようにしてほしい」

 

ときた。
(ミステリー方式でないとダメらしい)

 

 

 

そんなこんなで、風邪をひくたびに私は“薬入りアイス係”として奮闘してきました。

 

 

 

 

やらなきゃを手放してみた日

 

先週、二男が久しぶりに風邪をひいて1週間ダウン。
 

 

病院では「錠剤3種類だけ」にしてもらい、薬剤師さんにも確認済み。
(※薬をアイスに混ぜるときは、必ず薬剤師さんにOKをもらってね)

 

 

帰りに一緒に食べられるアイス(これも一筋縄ではいかない)を買い、1日目の夜は私があげたんですがね。

 

 

翌日からは土日でご飯を食べるタイミングが違いすぎて、

 

「もう自分で薬飲んでちょーだいな!」

 

と、軽く手放してみたんです。

(あまりに飲み忘れや管理がひどいようならまた戻るつもりで)

 

 

 

その後たまたま、お昼に冷凍庫を開けたら——
 

あれ? アイス、まだ意外と残してある。

 

 

 

一回に使う量が、私のときより全然少ない!
 

この少なさで3錠いけたの!?

 

私は軽く衝撃を受けつつ、胸の奥がじんわり。

 

 

アイスの力はまだ借りてるけど、ごまかさずに
 

“自分で飲めるようになった”

 

という成長がそこにありました。

 

 

 

固く握りしめていた気持ち

 

もうひとつ、同時に気づいたんです。

 

 


私、ずっと「この子は私がなんとかしてあげなきゃ」と思ってたなぁって。

 

 

私がいないとダメだ、できないくらいに思ってましたね(^^;

 

 

 

まぁ、それも当然だったんですよね。
 

アレルギーにアトピー。
 

原材料をチェックし、代替食を作り、ケーキやお菓子など工夫して、病院を渡り歩いて…。
 

 

そういう風に産んでしまったから申し訳ないという罪悪感からもあったけど、私が動かなきゃこの子の命に関わるってこともあった。

 

 

 

 

でも、もう違う。
 

この子は自分で考えて、工夫して、前に進めるようになってる。

 

 

 

 

 

 

長い間「この子は私がなんとかしなきゃ」と握ってきた想い。
 

 

それを、少しだけ緩めてもいいのかもしれない

 

 

そう思えたのは、残ったひとつのアイスのおかげでした。

 

 

 

思えば、この子のおかげでたくさん役立たせてもらってたんだなぁ。

 

役に立ちたい(役に立たないとここにいてはいけない)、そんなニーズ(欲求)を満たしてくれる存在だったのかもしれません。

 

 

 

 

たったひとつ残ったアイス。
 

 

でも、その小さなアイスが教えてくれたのは、“子どもの成長”と“母の手放し”のタイミングでした。
 

 

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

 

薮内 ゆかり


 

 

 

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