「行っても行かなくてもいいよ」の裏に潜むワナ | 金沢市で小学生の不登校に親が振り回されなくなる方法

金沢市で小学生の不登校に親が振り回されなくなる方法

不登校・登校しぶりの親が、気持ちの「聞き方」を改善すると不登校に振り回されなくなります。
石川県金沢市を中心に、安心感を得る聞き方講座や相談を開催。
気持ちを聞くと不登校の子どもが救われ、同時に親自身も安心。子どもとの信頼関係を取り戻せます。

こんにちは。

薮内(やぶうち)ゆかりです。

 
ゆかりんと呼ばれております。
 

 

 

 

母の一言にムズムズ

 

先日実家に行ったとき、たまたま

 

母「いただいたものに対して、そろそろ何か返したら?まぁやるかやらんかはあんた次第やけど」

 

と、やんわり催促してきたんです。

 

 

私(うわ、また来た…“自由っぽく見せる圧”…!)

 


そのとき私が感じたムズムズ。

 

その空気に気づいた瞬間、私の中の過去の記憶がうっすらよみがえりました。

 

 

私も、同じこと登校しぶりの子どもにやってたなぁって。

 

 

私「今日どうする?」

 

子「うーん……」

 

 

私「まぁ行っても行かなくてもいいけど。決めてね」

 

私「あっ給食、カレーみたいよ?

  これ(提出物)今日までに出さんなんやつ!どうするの」

 

子「……行きたくない」

 

 

ああ、やってしまった。

 

 

“行っても行かなくてもいい”

 

のスタンスを取りつつ、実質

 

「今日は行った方がいい」

 

を全力で匂わせていたーーー(^^;

 

 

これって、いわゆるダブルバインドと呼ばれるものなのかもしれません。

 

 

 

 

ダブルバインドって?

 

 

「自由にしていいよ」

 

と言いながら、同時に

 

「でも本当はこうしてほしい」

 

というメッセージを伝える。

 

 

 

言葉と裏の意図が矛盾していて、受け取った側はどっちに転んでもモヤるような状況。

 

 

こうした“二重のメッセージ”が繰り返されると、 相手はだんだん

 

「自分で決めた」

 

と感じられなくなっていきます。

 

 

特に親子関係では、信頼や自尊感情に影響を与えることもあるから要注意。

 

 

 

でもさ…学校に行ってほしい気持ちってどうしてもあるよね。

 

 

その気持ち自体は悪いことじゃない。

 

 

思いが強すぎて、コントロールを感じる会話になっちゃってることに自分でまず気づくことからです。

 

 

 

子どもって、すごく敏感で。
とくに、親の“本当の気持ち”にはものすごく勘が鋭い。

 

 

「行っても行かなくてもいいよ」

 

なんて言葉の表面よりも、親が本当はどうしてほしいかを、表情・声のトーン・言葉の選び方から察知してるんだよね。

 

 

ある意味、子どもは小さな名探偵。

 

だからこそ、親が

 

「自由に決めていいよ」

 

と言いながら、内心

 

「行ってほしい」

 

と思っていたりすると、すぐバレる。

 

 

なので“登校”が親の中での正解だったとバレた瞬間、子どもは反発心も湧いてきて当然。
特に、あまのじゃく気質の子には逆効果です。

 

もしくは、できない自分に、罪悪感でいっぱいになるでしょうね。

 


 

 

“今日しかない感”を植えつけていた

 

私「今日は○○の検診あるって!」
 「プリント最終提出日なんだって!」
 「給食カレーらしいよ?」

 

子どもの選択を尊重するように見せかけて、 実は親の望む方向に“お得感”や“不安”を添えて誘導していること、あるなって思うんです。

 

 

 

これ、わが子に限らず、大人同士のやりとりでもありますね。 

 

母「やるかやらないかはあなたが決めていいけど、お母さんはやった方がいいと思うな」

 「いらないって言うのは社交辞令よ」

 

っていう母の言い方。

 

 

母にやんわり言われたとき、私が子どもだったら—

たぶん、こう思ってたんだろうなって、ふと浮かびました。

 

 

“こっちに選ばせてるフリしてるけど、実際は選べないじゃん”
 

“やってもやらなくても、結局あとで言われる”
 

“やっても自分の意思じゃなくなる感じがイヤ”

 

 

そういう、

 

「決めていいはずなのに、決められない」

 

感じ。
 

 

まさに、心を縛る不自由さ。

 

それって、子どもにとっては「信頼されてない」って感じに変換されるんですよね。

 

 

それと同じものを、私は学校に行ってほしいという思いを乗っけて息子たちにやっちゃってたなぁと思います。

 

 

行かなくてもいい、って言いつつ、やっぱ言ってほしいがダダ漏れだったな、、、と。

 

 

でも子どもは信じてもらえてない、行きたいとは思ってるのに、行けないんだってこと分かってもらえてない、そんな風に感じるよね。

 

 

これ、やってる親側にとっては“よかれと思って”なんだけど、子どもには“やらされてる”としか届かない。

 

 

 

 

“言わずに待つ”って難しい

 

 

本当に子どもに決めさせるって、親にとってはすごく難しい。 

 

「言わない」

 

って、ある意味“なにかをする”よりエネルギーがいります。

 

でも、子どもが自分で考える時間って、そこで信頼が育つ瞬間でもあるんですよね。

 

思い通りの方向じゃなくても、それでも待ってくれた経験があると、 子どもは自分を信じて動くことができるようになる。

 

 

やらない、言わないがいいと言いつつ。

でも、ここぞという時にできること、私には

 

3つのきく

 

があるな。って今は思えています。

 

●子どもの声にならない声を聞くこと(奥にある気持ちを見る)

 

●自分の心の声を聴くことで自分と向き合うこと(価値観に気づいて自分を許せることで子も許せるようになる)

 

●考えさせるように質問すること

 

 

きくことで、子どもが自分で考えて決めることをサポートするんですね。

 

 

それが私にできることだなって思います。

 

 

 

親の“望ましさ”より子の“納得感”

 

 

子どもに選ばせているようで、実は親の“望ましい”を織り交ぜていないか。

 

それは、ただ伝えたいだけの情報?

 

それとも“動かしたい”気持ち?

 

 

“自由にしていいよ”と言ったとき、 本当に自由にさせるって、親にとっては実はかなりの覚悟がいります。

 

 

 

決めたのは自分だ、と子どもが思えること。

 

 

 

 

それが信頼の土台であり、あとあと子どもがしなやかに進んでいくための支えになる。

 

 

親の役目は、正しく導くことより、

 

「自分で決めて、自分の足で歩けるように見守ること」

 

なのかもしれません。

 

 

安心して、子どもが自分で決められる。

それにはやっぱり『きく』だなーって思うのです。

 

 

ふと、母私の会話から感じたことなのでした。

 

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

 

薮内 ゆかり


 

 

 

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