説明会に参加した飼養者たちからは、特に補助金の不足について県や市に対して厳しい意見が相次いだ。 「人件費が欲しいなんて言わない。せめて馬を生かすために最低限の餌と施設を用意してほしい。台風だってあるのだから……」 「今のままでは、預かる馬を増やせば増やすほど赤字になる。これでは守りたくても守れない」 「天然記念物に決めたのは県なのに、なぜ丸投げにするのか? 県にもっと助けてほしい」 「市は年に何回かは飼養者を回って、様子を見たり意見をちゃんと聞いたりしてほしい」  宮古馬が天然記念物に指定された当初は、沖縄県は補助金を出していた。しかし、1997年(平成9年)に「再生事業が軌道に乗った」として打ち切っている。今後については、「補助金は保存計画がないと出せないので、2019年6月をめどに保存計画を提示する。それに基づいて補助金の金額を決めるので、支給は2020年4月からになる」と県は回答した。  これに対して、飼養者から「それまでに絶滅するようなことになったらどうするんだ?」と問われ「その場合は緊急に再生事業として対応する」と答えた。  一方、宮古島市は2019年1月下旬に申請し、3月の議会で承認されれば予算の増額が可能とのこと。飼養者説明会では、「虐待報道を払拭する取り組みを前向きにしていこう」(教育長)と、今後の方向性が確認された。