昨日は“春分の日”でしたが、東京は雨で寒い一日でした。神奈川県や東京八王子などでは雪だとか。真冬に戻った一日でしたね。とはいっても“三寒四温”が当たり前のこのごろです。
昨日は休日でしたが、占い師にとってはお休みなどはありません。いや、一般の方がお休みのときほど仕事ですから。今日の占断結果について許可を得てあるので、簡単にご説明をさせていただきます。
だいたい、多くの占い師にとっての占断内容としては、女性のお客様の場合は恋愛・結婚が第一ですが、男性のお客様にとっては転職・適職が多いと思います。もっとも、最近は女性でも転職という方が多くなって来ましたが…。
昨日おいでになった方は30代男性。3年前に転職したが、勤めはじめてすぐにいまの職場が気に入らなかったといいます。でも、こういう失敗は誰でもあることです。数年我慢だと思っていたので、もうそろそろ職場を変わりたいとのこと。で、「いま、転職したいのですがいいでしょうか?」とのご依頼でした。
九星術で判断しますと、この方の大運も、今年の流年運もよくありません。転職した3年前は大凶運ですので、最初から“職場が気に入らなかった”というのも当然のことです。さらに直接の上司との人間関係は大凶と出ているのです。これではやっていられませんよね。
で、転職はどうか? 行きたい職場が二箇所ありました。ところが占うとA社はダメ、B社もダメだとでたのです。命で占って凶運ですし、卜占術で占ってもダメとでた。皆さんはこういう時どうしますか?
その職場にいると命の危険がある!というのであれば「即退職をせよ」との判断が出ますが、そうでなければ「しばらくは我慢しなさい」と判断するのが私は普通だと思っているのですが、この占断依頼者の考えは違っていました。
「困っているので、何とかしてもらえませんか?」
「占いでは『いまは動かないほうがいい』という答えなのですよ。転職をしないで時期をまつ方がいいと思いますがね。」
「そんな殺生な。」
「お尋ねしますが、なぜ大凶運の時に転職なさったのでしょうか?」
私は知りたかった答えをお客様に求めました。
「前に占ってもらった占い師が『大丈夫です!』というから転職したのです。じゃあ、その占い師が答えを外したのですね。」
「いや、そうとばかりは言えません。あなたが『是非転職したいのですが…』と強く言えば、期待に答えようと無理をしたのかも知れませんね。」
私は占い師には2種類いると思っています。一人目は、お客様が強く求めれば、希望を叶えてあげようとするあまり、末吉とか小凶でも実行させてしまうタイプの占い師ですし、もう一人は吉だとはっきり答えが出ない限りゴーサインを出さないタイプの先生です。私は“占い師はあとのタイプであるべきだ”と思っているのですが、実際には違うことのほうが多いのかもしれません。
では占い師はおまじないは出来ないのでしょうか?あるいは加持祈祷は出来ないのでしょうか。いいえ、そんな事はありません。天台宗や真言宗の僧侶の資格を持っている先生もいるのです。しかし、ふつう占い師は的確なアドバイスはしますが、どんなに運が悪くても良い運に変化させろという理不尽な要求にはお答えしませんし、できません。
方角をとることで開運させることも出来ますが、願望に適した方角があるのかどうか、または方角を取れる場所に住んでいるのか否かも重要な問題になります。さらに、今年は良くない年だと言っても1年間ずっと動けないのかといえばそうでもない月も存在します。
ようは、命・卜占術・方の術がピッタリ一致すれば願いは叶い、一致しなければ願いは叶わないという事になるのです。
「ですから方位をみてもそうです。命が大凶運であれば大吉の方位・方角を取っても出る結果は、平運止まりなんです。で、大吉の結果は幾つ存在するのかといえば、わずか1%なんですよ。開運の難しさ、お分かりいただけますね。」
一般に読者の皆さんは、開運とか改運を簡単に単純に考えすぎている感覚が強いと思います。何とか上手く進みたい、例えば「借金を早くなくしたい」と焦る気持ちは十分にわかりますが、焦りや怒りの感情を消さないとダメだといわれます。
「まず落ち着いて。占いの世界も人間社会と切り離されているわけではありません。確実に人間社会に組み込まれているわけです。正しく伝えられている術でダメとでたら、どうあがいてもダメなのです。おまじないや魔術、あるいは加持祈祷で簡単に変化するものではありません。それをわかってください。」
と申し上げました。
術で『まて!』と出たら必ず待つ。そうじゃないととんでもない結果になってしまいます。自分の思い通りに全てが動くと思ったら大間違いなのですね。占い師も人間です。間違いもあります。使っている術の優劣もあるし、どの程度まで術に習熟しているかでも答えは違います。占い師は超能力者ではありません。一人の人間なのです。
最後にこのようにお伝えしました。
「二ヶ月経てば、あなたの運が多少変化します。その時にまたおいで下さい。先に運を判断すると、あなたのような運にいる方の場合、判断が狂ってしまうことが多いのです。私が判断を間違えないように、万全の体制で占わせていただきます。宜しいですか?」
占い師も辛いものですね。今日占った方、私の申し上げたことをちゃんと実行してもらえるようにお祈りして鑑定は終わりました。
今日の当ブログをお読みいただきありがとうございました。また次回をよろしくお願いいたします。それでは。
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