2011年に書いたブログです。
以前、テレビ番組である人が友人とスイスに行き、友人が事故に遭い入院した。
その時に必要に迫られてスイスの公用語であるフランス語やドイツ語で話すようになったとのことでした。
必要は発明の母。
発明だけでなく、言葉も必要に迫られるとなんとかして意味を伝えようとして通じるもののようです。
今、タクシードライバーを京都でしていて、最近、Uberタクシーでお客さんからの注文をいただいています
タクシーアプリはGOもあるのですが、Uberは外国の方が多いのです。
韓国の人もいますし台湾の方もおられますが、圧倒的に英語圏の方が多い。
と言うことで今、改めて英語を学んでいます。
私が学ぼう(トレーニング?)としているのは外国の方とコミュニケーションをとることのできる英会話。
そのための教材としてこの「キクタン」を選んだのですが、その理由は;
・チャンツというリズムで単語を覚えることができる。
・【京都編】ということで必要な英語を身につけることができる。
でも、日本の学習方法の問題点に気づきました。
「日本人はインプットばかり。アウトプットで脳を活性化すべき」
(GOETHEの和田秀樹氏の連載より)
和田秀樹氏は灘中学から東大へとエリートコースを歩んだ方ですが、受験方法について「記憶」だと看破されています。
知識を詰め込みそれをテストで答案用紙に出すことに徹することで合格点をとることができるといいます。
実際、私も高校時代、数学の赤点をとり、改めて数学の問題集をしたときに思ったのが、「これは問題を解くというより、解き方を覚える方が効率がいい」ということでした。
問題というと、真面目に「どうやったら答えが出るのか、どうすればいいのか、そしてどうしてこうなるのか」と答えや解き方を覚えるだけではなく、「自分の頭で考える」ことをするのが勉強だと思っていましたが、それでは膨大な知識を詰め込むことができません。
自分の頭で考えることをせず、ただ、暗記する。
これが一番効率がいい。
和田氏の考えは私にはそう聞こえました。
そして、さらに日本人はインプットばかり。アウトプットで脳を活性化すべきだと言います。
外国語の学習ではいくら単語や文章などを覚えてもそれを使わなければ意味がない。
アウトプットするということは自分の脳を使い考えること。
日本式の学習方法は、集団でみんな同じことを同じように記憶し、どれだけたくさん正確に覚えているかをテストで試される。
ただひたすら知識を詰め込む。
テレビのクイズ番組では物知りであることが頭が良いと評価されているけれど、果たして頭がいいというのは物知りとイコールなのでしょうか?
語学を学び、その言葉を使うことができるようになることが目標であればインプットだけではなく、アウトプットもする必要があると気づくはず。
そして、詰め込んだ知識を駆使し自分の脳で考えることでアウトプットができるようになることを体感できるはず。
だから私はこの『キクタン 英会話【京都編】を学んでも、単に知識を詰め込むのではなく、実際に言葉を使うことを考えながら聞き、考え、使うのです。
あと一つ、気になるのが「聞いてマネしてすらすら話せる」というキャッチフレーズです。
ネットではこのようなキャッチフレーズが山のようにありますね。
日本語が母語の人の傾向として、魅力的な言葉・フレーズをそのまま信じてしまう。
これはたとえばオレオレ詐欺などの特殊詐欺に騙されるのも同じ。
すぐに信じてしまうのです。
疑うことをしないのです。
これは和田氏流に言うと、何か新しい知識に出会うと、「そうだったんだ」と思ってしまう。
「そうか、こういう考え方・味方見方もあるんだ」とは思わない。
これは怖いことです。
「自分の頭で考える」
今の日本人(日本語が母語の人)に欠けているのではないでしょうか?
この『キクタン 英会話【京都編】では、何度も聞くことは当然としても、知識をどうやって知恵に変換するか。
それを自分で考えながら学習を進めなければ「聞いてマネしてすらすら話せる」ようにはならないでしょう。
何事も楽して身につくものはない。
ただ、知識を詰め込むだけではなく、それを知恵に変換することが肝要。
そしてそれは自分自身の気づきにかかっている。
そんなことを思う、今日この頃です。

