今、脳について猛勉強しています。
もともとは「伝言ゲームで人はなぜ間違った情報を伝えてしまうのか」が知りたくて、
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脳の力大研究 人生を豊かにする脳活用法 (産経新聞社の本)
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この本を購入したのですが、それから次から次へと林先生の本を購入しては読んでいます。
(「伝言ゲームで人はなぜ間違った情報を伝えてしまうのか」については以下をご覧ください。
特に、脳を鍛え、判断力や思考力を磨くには「くり返し」が大切だということから、同じ本を何度も何度も読んでいます。
先日、上海の友人が本を持ってきてくれました。
林先生の著書の中国語版です。
図解版の、
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図解 脳に悪い7つの習慣 (幻冬舎単行本)
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の最初にある漫画を見ていると次の言葉がありました。
「ぜひ教えて下さい!!」
これは林先生に脳に悪い7つの習慣を教えて下さい。という意味なのですが、この日本語表現に対する中国語表現は、
“请告诉我们吧!”
“ Qǐng gàosu wǒmen ba ! ”
“请”は何かをお願いする時に「請い願う」という意味で使います。
“告诉”は「告訴」ですが、裁判ではなく現代中国語では「(ある事柄を人に)告げる,知らせる,教える,話す,言う.」。
“我们”は「私たち」。ここでは二人いるので“我”ではなく“我们”になっています。
“吧”はここではお願いする表現です。
私はここでの「ぜひ教えて下さい!!」は、英語では“teach”、「中国語を教える」とか「学問を教える」という意味の“教”が使われていると思ったのですがそうではなくて、とても驚きました。![]()
いつもご紹介している“汉典”では次の説明があります。
◎ 告诉 gàosu
(1) [let others know;inform;tell]∶诉说,申诉
(2) [imform;notify]∶向别人陈述;通知某事,使人知道
(3) [lodge an accusation against]∶受害人向司法部门报告犯罪事实,请求追诉
法律用語の告訴を除いて、「知らせる」「言う」という意味で、「(学問などを)教える」という意味はありません。
改めて電子辞書で“教 jiāo”を調べたら、次の説明がありました。
(知識または技術を)教える。
注意:状況を教える場合は、一般に“告诉”“介绍”を用いる。
『中日辞典(第2版 1992, 2003 小学館・商務印書館)』
この注意書きを読み、とても衝撃を受けました。
そうです、たしかにそうなのです。
たとえば「あなたの連絡先を教えて下さい」と「連絡先」という「情報」を教えて下さいという場合には“教”ではなく“告诉”。
「あなたのご家族は何人いるか教えて下さい」でも“教”ではなく「紹介する」という意味の“介绍”。
“告诉”“介绍”を使う場合、「情報」を言う、伝える、知らせるのでしょうが、今回の、「ぜひ教えて下さい!!」は単なる「情報」や「知識」ではなく「教える」という“教”を使うべきだと思ったのですが、そうではなかった。
だとすると中国語の“教”とは日本語の「教える」という表現の中でも「伝授する」という意味の時に使うようです。
このことを改めて学んだ時に思ったのが、私が塾で勉強を教えていたけれど、あれは「教えた」のだろうか、それともただ「知識を伝えた」だけではなかったか。
中国語を教えていたけれど、これもただ「テキストの内容という知識を伝えた」だけではなかったかと。
つまり、「教える」といいながらたんに「知識」を説明しただけではなかったかと思ったのです。
林先生は脳の仕組みから「脳育」というものを提唱し、子供のうちから脳を発達させることを重要視していますが、
「知識」(の詰め込み)から「思考力」を重んじる教育。
が大切になっていると言います。
中間テストや期末テスト、受験準備のため「知識」を詰め込むことより自分の頭(=脳)で考えることができるように教え育むことが大切のようです。
語学では受け身になってしまうと学びの効果を十分受けることはできません。
もちろん、発話が重要視され、発話練習やリスニング力をつけるためのトレーニングもします。
でも、脳を使っているでしょうか?
中国語の教授法というものがあります。
母校の関西大学の大学院では外国語教育学研究科もあります。
中国には“对外汉语”“外教”があり外国人に対してどのように中国語を教えるかが研究され講師が育成されています。
でも、これらは“教”なのでしょうか?それとも“告诉”“介绍”中心になっていないでしょうか?
このように考えてくると、中国語を学ぶ時、自分の脳を働かせることこそが大切で、それが“教”ではないかと思います。
SC神戸中国語スクールの本校では、10月から新たにオンライングループレッスンが始動しています。
講義を受けるだけのレッスンではなく、脳を使い、自ら考えるレッスンを是非お試し下さい。



