長井鞠子さんの『伝える極意』から。
英語を理解するための「聖書」との出会い
为了解英文而接触圣经
Wèi liǎojiě Yīngwén ér jiēchù Shèngjīng
という小見出しがあります。
長井さんは宮城学院というミッション・スクールに行かれました。
その学校には授業の科目として「聖書」があったとのこと。
この事が後に通訳者になってからとても役に立っていると言います。
いまでは「宮城学院には足を向けては寝られない」と思っています、というのは、プロの通訳者になってみると、中学生の頃に聖書の内容を頭に入れておいたことは、とても大きなアドバンテージになっているからです。
直到现在我依然相当感谢宫城学院给我的教育。
因为直到我成为专业口译员后,才了解到在国中时,确切吸收圣经内容,对我来说,确实是个相当大的优势。
Zhídào xiànzài wǒ yīrán xiāngdāng gǎnxiè Gōngchéng xuéyuàn gěi wǒ de jiàoyù .
Yīnwèi zhídào wǒchéngwéi zhuānyè kǒuyìyuán hòu , cái liǎojiě dào zài guózhōng shí , quèqiè xīshōu Shèngjīng nèiróng , duì wǒ lái shuō , quèshí shì gè xiāngdāng dà de yōushì .
実際にどのようなアドバンテージになっているかは後ほどご紹介するとして、ここの表現では、台湾出版の訳本ですから、台湾の文化が背景にあります。
大陸なら、“初中”というところ“国中”になっています。
これは「中学校」のことです。
表現方法も細かく見ていくと大陸とは違うのかもしれません。
國中ㄍㄨㄛˊㄓㄨㄥguózhōng 臺
简 国中
國民中學的簡稱。國民義務教育的第二階段學校。年滿12歲的少年都須入學,修業時間為3年。
英junior high school (Taiwan), abbr. for 國民中學[guo2 min2 zhong1 xue2]
このように大陸と台湾で微妙に表現が違うというのは「聖書」があります。
「旧約聖書」は;
・大陸 《旧约全书》
・台湾 《旧约圣经》
本の少しの違いですが、色んな違いがあります。
ところで英語を理解する時に「聖書」が役に立つということですが、これはよく言われることです。
日本ではあまり意識することはありませんが、欧米では宗教というものの影響がかなり大きいようです。
首相のスピーチはもちろん、普段の何気ない会話にも聖書の表現が出てくると言います。
中国語では『三国志』や『四書五経』、『水滸伝』などなど、日本でもおなじみの表現がよく引用されます。
言葉というのは単に単語を並べるだけでは単調です。
表現の芸術のようなものを求めるには、ありきたりの表現ではなく、故事成語などを使うと、「おっと、この人は博学だなあ」ということになりドヤ顔もできます。
外国語を理解するのはその国の文化を理解すること。
とは、よく言われることですが、本当にその通りだと思います。
