『頭に来てもアホとは戦うな!』
Method with the stress of human relations as power.
不争辩的智慧
bù zhēngbiàn de zhìhuì
さて、前回「人生で一番大切な能力」で予告した補足です。
対人関係に関する行動では、どんなときでも、まず相手の気持ちを考えることから始めるのだ。
そうすれば、アホと戦う必要はなくなる。
在处理人际关系时,不管什么情况都首先要从考虑他人心情入手。
如此一来你将无需跟小人一般见识。
Zài chǔlǐ rénjìguānxì shí , bùguǎn shénme qíngkuàng dōu shǒuxiān yào cóng kǎolǜ tārén xīnqíng rùshǒu .
Rúcǐyīlái nǐ jiāng wúxū gēn xiǎorén yībān jiànshi .
そうなのですね、「頭に来てもアホとは戦うな!」なのですが、相手の気持を考えることができればそもそも戦う必要はなくなるのですね。
(中国語表現の“你将无需跟小人一般见识”がどうして「アホと戦う必要はなくなる」になるのか、次回一緒に学びます。)
“你 将 无需 跟 小人 一般 见识”
「あなた、…となるだろう、必要ではない、…と、小人、同じ、見識」
並べ替えると、
「あなたは小人と同じ見識になる必要はないだろう」
“见识”は「見識」ですが、中日大辞典では:
①見識。考え:経験と知識。
②見聞を広める。
とあるのですが、私はどうも意味がつかめませんでした。
でも、中日大辞典や中日辞典にはちゃんと次の例文が載っていました。
“不要和他一般见识”
「彼と同じような考えでいてはならない。彼の相手になっては(とりあっては)ならない。
これは「自分のレベルを彼と同じにしてはいけない」ということだと思います。
でも、もとの日本語表現は、
「アホと戦う必要はなくなる」
これから、この中国語表現が出てくるというのが、ネイティブ・スピーカー、それも語学を専門に研究・探求している人の能力なのですね。
私ならこの日本語表現を中国語にするのなら、
“你将不必要跟小人斗争”
「(あなたは)アホと戦う必要はなくなるだろう」
とするでしょうが、考えてみると、これでは日本語表現を十分に表現していません。
「(必要は)なくなる」
“将没有必要”
かな?とか頭で考えるのですが、これはやはり頭で考え出すものではなく、「中国人はこんなときどんな表現を使っているか」がポイントでその表現を持ってくるのが正しいと思います。
辞書に、しかも2つの辞書に“见识”の例文として紹介されていることを見ても、辞書の編者もこれは日本語が母語の人にとっては考えつかない表現だと思ったのでしょう。
だから、辞書に例文として載せた。
私は今、このようにして中国語を学んでいます。
日本で出版された日本語の本と中国で出版された中国語の本を読み比べ、中国語への翻訳を学びながら、特に日本語が母語の我々には「ちょっとこれは思いつかない」という表現を探して楽しんでいます。
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