メンツ。
中国語では“面子”“体面”“威信”“颜面”などがありますが、どれも日本語が母語である方ならわかるのではないでしょうか?
そして、中国人はメンツを重んじる。
日本人もメンツを重んじますが、中国人にとってのメンツとは日本人よりも重要のようですが、今日はそんなメンツより実利。
実際の利益の方が大切だというお話です。
『頭に来てもアホとは戦うな!』
(この本のタイトルは本当に衝撃的で、仕事場に持ち込むと隣のデスクに座っている方が「面白そうなものを読んでおられますね」とお声がけいただきました。)
メンツより実利。
实际利益高于面子
shíjì lìyì gāoyú miànzi
「実際の利益はメンツよりも大切(レベルが高い)」
まず、日本語と中国語の表現を見比べます。
日本では「実利」と漢字を使った表現を使うことで、「実際の利益。実際の効用。実益。」という意味を表現していますが、中国語は、
“实际利益”
「実際(の)利益」
と具体的に説明してくれています。
なぜ?
これはやはり中国語というものは自分の思いや考えをしっかり相手に伝えるためのものであるということだと思います。
そして、日本語では「メンツより実利」とだけ表現していますが、言外の意味には、
「メンツより実利の方が大切」
だということも日本語が母語であれば自然に?理解できる。
日本語とはそのような言語なのです。
普段からこのような表現方法に慣れている私たち。
通訳を使う時、多少は気遣うでしょうが、それでも、中国語や英語に比べると説明不足になりがちです。
通訳人を使う時、特に日本語が母語ではない通訳人を使うときにはこのことを十分意識して、言いたいことを100%伝えるよう、いえ、120%説明して聴き取れないことを補うような使い方が必要でしょう。
さて、「メンツより実利」ですが、ナイーブと表現される「単純で未熟」な状態では、感情のコントロールもままならないし、このメンツに対しても実利を考えることなくムカついたり、抗議したりしがちです。
でも、成熟した大人ならわかるはず。
ということで、政界も経験している著者は次のようにいいます。
何が大切なのかを考えて行動したいものです。
メンツをつぶされたことで感情的になり怒って戦うメリットは?
戦って相手をさらに不快にさせ、メンツ以上のものをつぶされる可能性はないのか?
ここは受け流して、“味方にする”とまではいかなくとも、相手をうまく利用できる可能性はないのか?
こういう計算をすればたいていの場合、メンツぐらいで苛立つことが無駄に思えてくるだろう。
因 颜面 受损 而 愤怒 不已 , 意气用事 而 与 人 争执 , 这样 有 什么 好处 ?
Yīn yánmiàn shòusǔn ér fènnù bùyǐ , yìqìyòngshì ér yǔ rén zhēngzhí , zhèyàng yǒu shénme hǎochù ?
若 因 争执 而 进一步 惹恼 对方 , 付出 比 颜面 受损 更 惨痛 的 代价 , 是否 有 这种 可能 ?
Ruò yīn zhēngzhí ér jìnyībù rěnǎo duìfāng , fùchū bǐ yánmiàn shòusǔn gèng cǎntòng de dàijià , shìfǒu yǒu zhèzhǒng kěnéng ?
暂且 忍气吞声 , 就算 做不到 和 对方 “ 成为 伙伴 ” , 也 要 巧妙 利用 对方 , 又 有没有 这种 可能 ?
Zànqiě rěnqìtūnshēng , jiùsuàn zuòbùdào hé duìfāng “ chéngwéi huǒbàn ” , yě yào qiǎomiào lìyòng duìfāng , yòu yǒuméiyǒu zhèzhǒng kěnéng ?
若 你 能 谋虑 至此 , 那么 你 自然 就 会 认识到 因为 面子 问题 而 焦躁不安 是 多么 徒劳无益 了 。
Rruò nǐ néng móulǜ zhìcǐ , nàme nǐ zìrán jiù huì rènshidào yīnwèi miànzi wèntí ér jiāozàobùān shì duōme túláowúyì le .
