中国語には四声がある。
だから、発音。というと、英語などのように、
1)アルファベットの読み方。
に加え、
2)四声。
この二つをいつも同時に考えなくちゃなりません。だからやっかいかも。
この四声について、上図のように日本語の音域と中国語の音域が違い、このことを教えてもらわないといつまでたっても、
■第1声は高さが足りず、
■第2声は上がり切らず、
■第4声は高さが足りず、一気に落ちる勢いが足りなくなる。
そして、第3声は、耳のいい人ほど、ネイティブスピーカーの音の影響で、第2声との区別がつかなくなります。
第3声はその上、第3声+第3声=第2声+第3声に変調する。なーんて言われるし、特に“你好!”からもううるさく言われるので「第3声恐怖症?」のようなものになってしまい、何でもかんでも第2声のようになってしまう。
今のNHKの講座(ラジオ講座)ではすでにこの点に対処し、一番最初に四声を練習するとき、ネイティブスピーカーに半3声。つまり尻上がりにならず、低いまま。となっていますが、以前、中国語を学んだ方は、この「第3声の第2声変調症候群」にかかっている人が多いようです。
これを何とかしてわかりやすくマスターする方法はないか。
色んなことを考えているのですが、昨日思ったのは、
「第3声って、もしかしてとても短い第4声だと思うといいのではないか」
ということです。
多くの中国語の録音を聴いていると、たとえば、
“我去超市买东西。”
というときの“我去”“我”が、微妙に第2声風になっちゃうのです。
ということでいつも「耳タコ音声教材」を作るときには、この部分を何度も何度も繰り返すようにするので自然に何度も聴くのですがそのときに感じるのは「第3声は一旦下がる」ということ。
でも、これをそのまま説明しても、「第3声が第2声に変調しちゃう症候群」の方には理解しづらい。
第2声や第4声なら高低二つの音。を意識してもらい、声帯の筋肉の動きに注目することで身体で理解していただけるのですが、第3声はなかなか手ごわい。
こんなことを考えながら道を歩いていてふと思ったのがこの、
「第3声ってもしかしたらとても短い第4声」
なのです。
日本語を母語としている人はもともと高低差が中国語の高低差とは違う。
第4声。といってもその落差はあまりない。
「第3声が第2声に変わっちゃう症候群」
の方は、第3声は文末以外は半三声で、低く抑えるだけだ。と頭でわかっていてもどうしても尻上がりになっちゃう。
これはもう発想の転換しかない。
そう思った結果です。
とても危険かも知れません。
でも、長年かかってついた癖を修正するにはもう色んな手を考えなくっちゃね。
これから中国語を始める方は、第3声にご注意ください。
そして、日本語を母語としている人に中国語を教えているネイティブスピーカーの皆様。
このことをどうかご理解いただき、第3声は必ず半三声を発音してください。
ネイティブスピーカーの自然な発音が、中国語学習者を何年も何年も苦しめます。
