与えあう関係性 | 沈黙こそロゴスなり

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性の関係を見ると、それが与えあう関係だというのがわかります。
そもそも肉体における性器というものは、片方だけでは役割を果たすことができないようになっているのです。ある意味で、これはとても不思議なことです。
生物の進化ということを考えたとき、ここにはっきりとした目的がなければこのような構造にはなり得ません。
男性性と女性性の出現において、はっきりとした意思がなければ、このようなことはあり得ないと言っても過言ではないと思います。

古代社会において性が聖なるものとして扱われたのはこのためだということは前述しました。

現代社会において、特に文明圏と言われる地域において、性は「忌むべきもの」「卑下するもの」という意識が一般的な風潮となっていることは悲しいことです。
そのために性は喜ばしいものではなく、汚らわしいものとして扱われ、あまり大切にされることがありません。それゆえ、性は与えあう関係から、奪い合う関係へと変化してしまいました。

実のところ、これは経済の発展と深い関係があると考えられています。
これについてはまた別の機会に述べたいと思います。

経済の発展は貧富を生み出し、奪い合う関係を生み出しました。
それと連動するように、男女の関係も闘ったり、奪い合ったりするものへと変化してしまったのです。

しかし、それは果たして本当の人間関係の在り方なのでしょうか?
自らの権利を主張し合い対立することが、男と女、また対人関係の健全な姿なのでしょうか?

どうしてこんなにストレスがあるのでしょうか?
どうしてこんなに誤解が生じているのでしょうか?

愛はいったいどこへ消えてしまったのでしょうか?


あまりに当たり前になってしまっているこの社会に、疑問を感じずにいられないのは決して私だけではないはずです。
いや、すべての人が、どこかで感じているはずです。

はっきりと疑問に思うこと。

これがまず一番に大切なことです。



つづく