前回の記事「あなたのコトバの説得力と共感力が増す! 「ロジック×エモーション」で書こう(話そう)」では、ロジック(論理)とエモーション(情動)の両方をバランスよく使って文章を書きましょう、という話をしました。

 

今回は具体例を紹介します。

 

たとえば、あなたが自分のブログに「たくさん『ありがとう』を口にする人は幸せになれる!」という記事を書くとします。

 

【ブログ記事その1】

私は、試しに1日100回以上、「ありがとう」を言うことにしました。すると、次第に悩みや不安がなくなっていき、幸せな気持ちが芽生えてきたのです。「ありがとう」のパワーって本当にスゴい!

 

↑この文章を読んで「へえー、それはスゴい」と思う人はいるでしょう。

 

しかし、「よし、試しに私も『ありがとう』を言ってみよう!」と思う人は、少ないかもしれません。

 

なぜなら、ロジックが抜け落ちているため、本能的に「眉唾もの」的なとらえ方をしてしまうからです。

 

【ブログ記事その2】

最近の脳科学の研究結果によると、人が口にする言葉は、その人自身の脳の「側座核」に伝わることが分かっています。しかも、そのとき脳は「人称」や「主語」を認知しないといいます。つまり、自分が他人に「ありがとう」と言った場合でも、他人から「ありがとう」と言われたときと同じ効果が得られるのです。

 

↑ロジカルに学術的な根拠が示されているため、「そうなのか!」と高い納得感が得られます。

 

一方で、ワクワクする文章かというと、そうでもありません。エモーションが抜け落ちているからです。

 

【ブログ記事その1+その2】

最近の脳科学の研究結果によると、人が口にする言葉は、その人自身の脳の「側座核」に伝わることが分かっています。しかも、そのとき脳は「人称」や「主語」を認知しないといいます。つまり、自分が他人に「ありがとう」と言った場合でも、他人から「ありがとう」と言われたときと同じ効果が得られるのです。私は、試しに1日100回以上、「ありがとう」を言うことにしました。すると、次第に悩みや不安がなくなっていき、幸せな気持ちが芽生えてきたのです。「ありがとう」のパワーって本当にスゴい!

 

↑「ブログ記事その1(=エモーション優位)」と「ブログ記事その2(=ロジック優位)」の文章を組み合わせることによって、頭で理解でき、なおかつ、心にも響く文章へと変化しました。

この文章であれば、「ブログ記事その1」や「ブログ記事その2」単体よりも、「よし、試しに私も『ありがとう』を言ってみよう!」という気持ちになる人が増えるはずです。

 

世の中の人は、大きく「エモーション」が響きやすい人と、「ロジック」が響きやすい人に分かれます。より多くの人に興味をもたれる文章を書きたいなら、両者をバランスよく盛り込む必要があります。