少し前に「【超情報化社会の文章術】具体的なエピソードから書き出すテクニックとは?」という記事を書きました。今回も似たテーマでお届けします。

 

読む人の興味・関心を引きつける書き出しには、以前にお届けした方法(=「かぎカッコ」から始める)以外にも、さまざまなパターンがあります。

 

【読む人の気持ちを代弁をする】

40歳を過ぎたとたん、胃が脂っぽい食事を受けつけなくなりました。

 

<読む人の気持ち>

あ、わたしの悩みと同じだ!

 

 

【結論をズバっと言う】

あなたの文章が伝わらないのは、あなたが「書きたいことばかりを書いている」からです。

 

<読む人の気持ち>

ドキっ! うっっっ……認めたくないけど、そうかも!

 

 

【共感を誘う質問をする】

初対面の相手と趣味が同じだとわかって、急に親近感がわいた経験はありませんか? 

 

<読む人の気持ち>

あるある!

 

 

【新しい知識を示す】

どんなあがり症にも効く会話のテクニックがあります。それが「相手矢印会話法」です。

 

<読む人の気持ち>

へー、初めて耳にする言葉だ! どういうテクニックなの?

 

 

【比喩を使う】

落語をマラソンに例えるなら、「枕(まくら)」はレース前のウォーミングアップです。

 

<読む人の気持ち>

なるほど! わかりやすい!

 

 

【想像を促す質問で、読者を巻き込む】

つまらない人生というと、あなたはどんな人生をイメージしますか?

 

<読む人の気持ち>

つまらない人生かぁ、そうだなあ……。<と考える>

 

 

【リアルな会話から入る】

「起業しようかと思うんだ」

「起業? バカを言わないで。今の会社、十分に安定しているじゃないの」

「以前からやりたかったことがあるんだ」

「やりたかったこと? なんなの?」

「実はさ……」 

 

<読む人の気持ち>

この先、どうなるんだろう? ドラマを観ているようで、おもしろい!

 

 

【常識やセオリーを覆す】

「空気を読むのが得意」。それは長所ではなく短所です。

 

<読む人の気持ち>

えっ? そうなの? なんで?

 

 

【衝撃的なエピソードから入る】

告白します。実はわたし、これまでに4回結婚しています

 

<読む人の気持ち>

えっ、ホント? どういうこと?

 

【ブームネタや時事ネタで興味を引く】

消費税8%から10%への変更は、私たちの生活にどの程度の打撃を与えるのでしょうか? 今日はその“打撃具合”を予測してみたいと思います。

 

<読む人の気持ち>

気になる! おもしろそう!

 

 

【好奇心をくすぐる】

人間の目と耳は、どうしてふたつずつあるのでしょうか? ついに、その答えがわかりました。

 

<読む人の気持ち>

そうなの? ぜひ教えて!

 

 

インターネットの台頭以降、私たちが受け取る情報量は加速度的に増え続けています。

 

その分、読み飛ばされる文章や、途中で読み捨てられる文章、まったく読んでもらえない文章も増えました。

 

インターネットユーザーに至っては、アクセスしたページを見るか見ないかの判断を、わずか1程度で下すともいわれています。

 

それゆえ、瞬間的に読む人のハートをつかむ「書き出し」が必要なのです。

 

ハートをつかめば、その先を読んでもらえますが、つかめなければ、その先を読んでもらえません。そんなシビアな世界に私たちは生きています。

 

どれほどその先の内容がすばらしくても、「書き出し」で興味・関心を引かなければ意味がありません。

 

あなたの文章の書き出しはどうですか? 読む人の興味・関心を引くことに成功していますか?