台湾で買った漫画『守娘』上下巻を読みました | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

台湾華語は研究中(専門)、台湾語は独学中、台湾へはいつも一人旅!の、たまりが、台湾華語と台湾語、台湾旅行と台湾映画と台湾ドラマ、台湾文学について語り尽くします。詳しい自己紹介はテーマ「ごあいさつ」の中に。台湾語と台湾華語の違いについての説明もあります。

舞台は清朝時代の台湾。男と金だけが正義で、女性は男の子を産むことだけが生きる意味。女の子が生まれたら貧しい家では殺すか売るか。金持ちの家では次にどうやって男児を産むかに人生のすべてをかける。男児出産のためにとられるありとあらゆる手段......もちろん科学的なものは一つもない。


そんな社会に生きながら、何か違うと、買われるようにして嫁ぎ男児を産み育てるためだけに生きる人生は自分は嫌だと、強く感じていた若く聡明な女性、潔良(ゲリョン)。


良家の女子には当たり前だった纒足をせずに育ったために、「良い縁談」は見込めないと周りから憐れまれていたけれど、自由に、速く、走ることのできる自分の「大足」が好きだった。


全体的には潔良(ゲリョン)が、自殺に見せかけた殺人事件や人身売買事件の謎を解いていくミステリー仕立てのストーリー。その中で大きな役割を果たすのが女性霊媒師、繡娘(シウリョン)です。


潔良は繡娘を一目見た時からその力がただものではないと見抜いて、弟子にしてほしいと頼みます。そして 男児出産ノイローゼのようになってしまった義姉と、いつからか見えるようになってしまった溺死したたくさんの女児たちの魂を、救って欲しいと願うのです。


モチーフになっているのは台湾に伝わる三大幽霊(妖怪)伝説。その中でも本のタイトルにもなっている『陳守娘』の伝説が大きな柱となっているのですが、「守娘」さん、上巻ではまだ出てきません(上巻の最後の最後に登場)。あまり情報を入れずに読んでいた私はこの漫画が『陳守娘』伝説の話かと思っていたので最初は「アレ?」となりました。が、下巻で明かされる衝撃の展開。いやあ、本当に面白かった。


女性を苦しめる男に鉄槌を喰らわす最強の妖怪、陳守娘。彼女が出てこなくてもいい世の中に、今なっているのかいないのか⋯⋯。




我不敢說…